Google Analytics、iOSアプリのインストール追跡をサポート


Google Analyticsに強力な新機能が加わることを、今日(米国時間11/13)同社が発表した:iOSアプリのインストール状況の追跡だ。この新しいレポート機能は、モバイルアプリのユーザー獲得に関連するマーケティングキャンペーンの効果をより正確に測定できるもので、Google AdWordsだけでなく、akri、AdMob、AppLovin、Millennial Media、MdotM、Taptica、およびTapjoyといったサードパーティー広告ネットワークの広告主も利用できる。他のネットワークも「近く」追加されるとGoogleは言っている。

インストールのデータを測定することによって、顧客はどのマーケティング活動が効果を上げているかを見ることができる。新しいiOSアプリインストール追跡機能は、ただインストール数の生データを収集するだけでなく、新たに獲得したユーザーの中で実際に価値をもたらしているのが誰かも教えてくれる。

例えば、あるメディアから送り込まれたユーザーはアプリを1回開いただけでやめてしまい、別のメディアから来たユーザーは何か月も滞留して収益増に貢献することがある、とGoogleは言う。マーケターはGoogle Analyticsのセグメント化機能を使って、このデータをさらに深く掘り下げ、将来どの獲得チャネルを使うべきかの判断に役立てることができる。

新機能を使うためには、まずGoogle Analytics設定でiOSアプリインストール追跡を有効にし、SDKを最新版にアップデートして、XCodeプロジェクトにAppleの広告ID識別子(IDFA)を収集するためのライブラリーを追加する必要がある。その後、インストールキャンペーンをGoogle Analyticsに追加し、広告内で使うカスタムURLを作成する。

Google Analyticsのダッシュボードには、あるキャンペーンから来たユーザーの人数、セッションの長さ、およびもたらした売上が表示される。

iOSキャンペーン追跡機能のサポートは、先に公開されていたAndroidアプリケーション向けの類似機能に続き、Google Analyticsをより完全なモバイル市場向けサービスに近づけるものだ。サードパーティーのモバイル分析ツール群の中には、キャンペーンやアプリのユーザーに関するより詳細な情報を提供するものもあるが、機能がGoogle Analytics自身に組み込まれたことにより、広告主はデスクトップ製品との関係や、他のプラットフォームとの違いを見るのが容易になる。

iOSアプリインストール追跡機能は、数週間のうちに公開ベータを開始するとGoogleは言っている。


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(翻訳:Nob Takahashi / facebook