今週はシカゴでInternational Society for Technology in Education〔仮訳: 国際教育技術協会〕のカンファレンスが行われていて、テクノロジーの大物たちの製品も紹介されている。Googleはそこで、Classroomの重要なアップデートを発表した。この、ブラウザー上で利用する教育ソフトは、同社によると、今では世界中で“3000万以上の”児童生徒が使っている。
今回のアップデートの中でいちばん目立つのは、小テストのコントロールだ。このGoogle Forms Quizと呼ばれる機能に、“ロックモード”が加わった。このモードを指定すると児童生徒は、答を出すまではWebをサーフィンしたり、アプリを開いたりできない。テストをしているとき、よそ見ができないようにするためだ。
実はChromebookには教室だけで使う管理機能つきの機種(managed Chromebooks)があり、Classroomのロックモードはそれからの初めての借り物だ。だからこれからは、Chromebookだけでなく、Webを見れるどんな機種の上でもロックを利用できる。このロックモードのようなことを、教室の管理者(担任教師など)が自力で設定しようとするとたいへんな作業になるが、これからはClassroomの標準機能として簡単に利用できる。
教師と児童生徒が勉強〜授業のために共有するベース・ページとして、Classworkページというものがある。このページの上で、児童生徒が質問したり、先生が宿題を出したりする。これまではその上で、いろんな話題が日付順に並んでいるだけだったが、これからは話題別や教科別にまとめることができる。また、新たにできたPeopleページでは、教師が仲間の教師や新たな児童生徒、小使さんなどをそこに加えられる。これらのほかに、Streams機能やシステム設定のページも、新しい機能が加わった。
このカンファレンスでMicrosoftは、BBCや、Minecraft: Education EditionのAquatic DLCなどのパートナーの、新しいレッスンプランを発表した。