GoogleのCloud Platformの上のアプリケーションの管理をしている人なら、Webから提供されるGoogle Developers Consoleをよくご存知だろう。これまではそれが、ユーザのシステムの健康状態を見るためのほとんど唯一の方法だった。でもこれからは、Cloud Platformのユーザは、Googleが提供するiOSとAndroid用のモバイルアプリで、Google App EngineやCompute Engineエンジンを使っているアプリケーションをリアルタイムで管理できる。
このアプリのAndroidバージョンのベータは、今年の初めに秘かにローンチされたが、今やGoogle Cloud Consoleアプリという正式の名前をもらって、iOSとAndroidの両プラットホームで一般公開された。
デベロッパはこれらのアプリを使って、出先からでもCloud Platform上の自分のアプリケーションやサービスを簡単にモニタできる(CPU使用率や毎秒のリクエスト数、レイテンシ、ディスクやネットワークの状況、費用の推計など)。
またこのアプリから利用できるCloud Monitoringサービスを使うと、ユーザが独自に指定した測度をモバイル上で容易に追跡できる。
そのほか、異状が生じたらアラートが来るから、モバイル上で仮想マシンをリスタートしたり、同じくモバイル上でSSHを使うこともできる(ただしこちらは当面Androidのみ)。異状への対応が完了したら(orギブアップしたら)、インシデントステータス(事故状態報告)のアップデートもモバイルからできる。