Googleの生産性アプリケーションがついにどのプラットホーム上でもMicrosoft Officeのファイルを編集できるようになった。同社のiOS用のDocsとSheetsアプリに今日(米国時間8/25)、新しい機能とデザインのアップデートが2〜3加わったが、それよりも重要なのは、MicrosoftのOfficeスイートのファイルの実物を開き、編集し、保存できるようになったことだ。
Googleが数か月前にGoogle DocsとSheetsのiOSアプリをリリースしたときは、PowerPointに相当するGoogle DriveのSlidesアプリのiOS化は時間の問題だ、と思われた。そして今日、その時間が来た。Google Slidesは今日から、Webアプリケーションとしてではなく、スタンドアロンのアプリとしてiPhone、iPad及びiPod touchに提供される。
今度のSlidesアプリはDocsやSheetsアプリと同様、そして2か月前にローンチしたAndroid上のSlidesと同様に、ユーザインタフェイスはGoogleの新しいデザインポリシーであるMaterial Designふうになり、また2012年にQuickofficeを買収して獲得したMicrosoft Officeとの相互変換性を備えている。
これでGoogleの生産性アプリケーションの完全なスイートがメジャーなプラットホームのすべてで使えることになった。それらはAndroid、iOS、Chrome OSそしてWebだが、WindowsのMetro上のアプリケーションは、今後も提供されないだろう。
Googleは明らかに同社のアプリケーションを、Officeのファイルをときどき編集する程度の企業に、低コストな代替製品として売り込むつもりだ。 Softwatchによると、GoogleはMicrosoft Officeの市場に関して、“Officeライセンスの80%はヘビーの逆のライトなユーザだ”、と見ている。そういう、たまにOfficeドキュメントやファイルを編集する程度のユーザは、Officeのライセンスを買うよりもGoogle Driveの生産性アプリケーションで十分だろう、とGoogleは言うのだ。
Microsoftは今年早くにOffice for iOSをローンチした。ただしそのアプリをすべて利用するためには、Office 365の(有料の)ユーザでなければならない。Googleのアプリケーションは無料だが、企業ユーザはすでにGoogle Apps for Businessの有料アカウントを持ってる場合が多いだろう。
iOS用のSlidesアプリはここでダウンロードできる。でも、Google Driveからダウンロードしろ、と言われるかもしれない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))