どうやら、ミッドレンジ向けのPixel 3aはGoogle(グーグル)が期待していたヒット商品のようだ。
Googleの親会社であるAlphabet(アルファベット)は米国時間7月25日に、かなり好調な決算を報告したが、Googleや他のビジネス部門の詳細を明らかにしていないことを考えると、同社の報告は極めて平凡になりがちだ。だからといって、Googleにとっていいニュースがないわけではない。同社でCEOを務めるSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏は、スマートフォンビジネスに関するいくつかの新しい統計を共有した。
ピチャイ氏によれば、「5月にPixel 3aをローンチしたことで、第2四半期のPixel全体の販売台数は前年同期比で2倍以上伸びた」そうだ。この成長の要因の一部は、Googleが自社ストアとVerizon(ベライゾン)以外にもT MoibleやSprint、US Cellular、Spectrum Mobileなどにも販売網を広げたことにある。また、Pixel 3aはNet Promotor Score(顧客ロイヤルティ、顧客の継続利用意向を知るための指標)にてGoogleにおける最高の評価を受けたことも強調された。
もちろん、Googleは実際の販売台数を公表していないので、ピチャイ氏が主張するベースの数値については不明だが、Pixel 3aが手頃な価格かつフラッグシップ機と比べても大きなトレードオフがないことは確かだ。さらに、ローンチ時のレビューもおおむね好評だった。これまで時にGoogleを悩ませてきたPixelのローンチとは異なり、Pixel 3aでは大きなハードウェアの問題も起きていない。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)