やあ、懐かしい友よ。キミは帰ってくると思ってたよ。それがどんなかたちで、いつなのかはわからなかったが再びキミに巡り会うと確信していた。時間がかかったのは、キミが戻ってくるためのスマホ市場を形成するためだった。
Googleはもちろん初代Pixelにとっての3.5ミリジャックの重要性を立派に守り、それを後継機にもつないだ。そしていまGoogleはPixel 3aという廉価版のスマホを発表し、有線ヘッドフォン受け入れを復活させた。
この動きは金銭的な意味合いを伴う。ユーザーがBluetoothヘッドフォンやUSB-Cモデルへアップグレードするのはコストがかかるため、ハードウェアメーカーは中価格帯のスマホの製造をあきらめるのは躊躇していた。
しかしながら興味深いことに、3aはヘッドフォン付きでは出荷されない見通しだ。Googleによると、「Pixel 3aは3.5ミリのアナログオーディオ、USB-Cデジタルオーディオ、ワイヤレスBluetooth 5.0と互換性があるので、個人のニーズに最も合うヘッドフォンを選ぶというフレキシビリティをユーザーに提供することになると考えている」とのことだ。
もちろん、そうだ。しかし現実を見よう。これはデバイスの製造マージンと大きく関係するだろう。デフォルトのヘッドフォンの類がかなり安くで製造できるにしても、ユーザーに委ねるという姿勢は良いジェスチャーだったようだ。
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(翻訳:Mizoguchi)