これが紛れもない本命だ。米国時間9月30日朝に始まった「Launch Night In」という紛らわしいタイトルの居イベントの目玉プロダクトはGoogle Pixel 5。グーグルの最新のモバイルラッグシップで、廉価版のPixel 4aの発表の数カ月後に登場したこの新しいスマートフォンは、100%リサイクルのアルミニウムボディを採用しており、ほかの製品と一線を画している。さらに、8GBのメモリーを搭載し、ワイヤレス逆充電機能が加わっている。
ワイヤレス逆充電はおそらくここで最も興味深いハードウェアの追加だろう。狂気のリーク合戦にも登場しなかった機能だ。逆ワイヤレス充電はサムスンのフラッグシップ機などAndroid端末には搭載されているもので、ユーザーはスマートフォンに内蔵されたバッテリーを使って、Pixel Budsのような無線充電に対応したイヤフォンやその他デバイスを充電できる。
Google Pixel 5のスペックは製品ページに公開されており、米国ではデバイスの事前注文も可能だ(日本では準備中)。グーグルのモバイル端末ではいつものことだが、リーク情報は基本的にすべて真実だった。1080 x 2340ドットの6インチのOLEDディスプレイ上には、自撮り用カメラのパンチホールが開いている。
本体サイズは幅70.4×高さ144.7×厚さ8.0mmで、重さは151gだ。バッテリ容量は4000mAh〜4080mAh。SocはクアルコムのSnapdrago 765G(2.4GHz+2.2GHz+1.8 GHz、64 ビット8コア、GPUのAdreno 620内蔵)を採用する。
背面カメラは、1220万画素のデュアルピクセルカメラと1660万画素の超広角レンズカメラを搭載。光学式および電子式手ぶれ補正機能を搭載する。前面カメラは800万画素の固定フォーカスだ。これらのカメラの進歩はソフトウェアによってもたらされる。新しい画像機能としては、ポートレートモードの夜景、被写体を照らすポートレート照明、Googleフォトの改善された編集ツールなどがある。
充電機能としては、USB-PD 2.0対応と18W急速充電に対応するUSB-C 18 Wアダプターが付属するほか、Qi認証ワイヤレス充電、リバースワイヤレス充電が可能だ。SIMスロットは1基でnanoSIM対応、そのほかeSIMも同時に使える。OSはもちろん最新のAndroid 11で、最低3年間のOS アップデートとセキュリティアップデートが保証されている。
Googleは最近、低迷する端末の販売促進を目的とした部門再編を実施しており、今回の製品がそのトレンドを維持する最後の端末になる確率が高い。
Google Pixel 5は、ジャストブラックとソルタセージ(かすかな緑)のカラバリが用意されており、10月15日に米国や日本を始めとする9カ国で入手可能になる。
画像クレジット:Google
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(翻訳:TechCrunch Japan)