Google Pixel 5a 5Gは2021年中に米国と日本で発売、チップ不足による中止の噂を否定

時に、噂を鎮めるのに未発表のプロダクトを認める必要がある。それが、チップ不足で中価格帯のスマートフォンがボツになったというAndroid Centralが展開した先の噂を受け、Googleが米国時間4月9日午後に取ったその戦略をとった。

TechCrunchへのコメントで、Googleの広報担当は「Pixel 5a 5Gはキャンセルされていません。米国と日本で2021年後半に発売され、2020年のシリーズ端末と同様の時期に発表されます」と明らかにした。

そのスケジュール感でいくと端末の発売は夏の終わり頃になり、一部の推測の通り、2021年5月に開催されるGoogle I/Oには間に合わない。興味深いことに、Googleは少なくともPixel 5a 5G発売時は販売を2カ国に限定するようだ。それは先の報道にもあった部品不足のためかもしれない。

The Vergeの報道のように、Googleはプロダクトの発表について特に凝ってきたわけではない。同社はPixelのリリースに先立ち、似たようなアプローチを取ったことがある。いずれにせよこれは、噂に対応しないか、そらすかという大手企業が噂を否定するのに取る標準的なアプローチではない。

GoogleはこのところPixelのラインナップについて気が立っているのかもしれない。Pixel製品はモバイル界に旋風を巻き起こさず、これは同社がPixelを大改造することを検討していると長く続いている噂につながっている。それは部分的には何人かの幹部の退社によって確認されてきたようだ。

それでも高級スマホの方では問題があったが、同社の安価な「a」ラインは全体的な数字を押し上げるのに貢献してきた。具体的なスペックについて説明はまだないが、Pixel 5a 5Gは前モデルから大きく変わることはないようだ。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:GoogleGoogle Pixel5Gスマートフォン

画像クレジット:Brian Heater

原文へ

(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。