Google Trendsがアップデート―リアルタイムのデータが収集されるようになった

今日(米国時間6/17)、Google Trendsのリニューアル版が公開された〔日本でも公開済み〕。新しいバージョンではリアルタイムのデータが利用できる。たとえば大統領選挙への出馬を突如表明したドナルド・トランプと彼のカツラがどんな反響を得ているかを即座に調べられるようになった。

新バージョンのビジュアルにはGoogleが1年前に発表したマテリアル・デザインが用いられている。

このバージョンは現在28ヵ国で公開されており、ここ数ヶ月でさらに多くの地域に導入される。

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NBAファイナルなど一般の関心が極めて高い重要なイベントについて、GoogleはTrends searchページに関連情報を含めた詳しいストーリーを掲載している。またGoogleはTrendsの対象となるデータの「幅と深さを共に拡げた」としている。ユーザーはこれまで「データが少なすぎて表示できない」とされていたようなニッチなテーマについてもトレンドを知ることができる。新しいGoogle TrendsはYouTubeやGoogle Newsの検索結果も含めるようになったという。

今回のアップデートは、「世界中のジャーナリストを始めとするユーザーからのフィードバック」を参考にしたという。ジャーナリストやマーケティング専門家は「MERSとエボラ」や「ジェブ・ブッシュの大統領選出馬」など重要トピックに関するGoogle Trendsの元データをダウンロードして自由に処理できるようになった。.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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