ニューヨークの都心ブルックリンで無農薬野菜を作るGotham Greens、その農地は”屋上”

本誌の連載ビデオ記事Built in Brooklynで前回は、Gowanus地区にオープンしたWhole Foodsを取り上げた。スーパーの開店なんてこの連載の趣旨に合わない、と思われた方もおられるかもしれないが、実は、都市農業のスタートアップGotham Greensがここにいるのだ。

この企業は、お店の屋上に作った温室で無農薬の農産物を作り、Whole Foodsで売っている。というか、Gotham Greensの屋上温室農場はニューヨークに3つあり、ほかの都市にも作る予定だ。また、売っているお店はWhole Foodsだけではない

でも、なぜ。屋上で? 協同ファウンダでCEOのViraj Puriは、“今では持続可能な農業という大きなトレンドがあり、うちはその一翼だ”、と言っている。

“都市には農地が少ないし、土地の肥えた場所もあまりない。でも、屋上という未利用の広大なスペースがある”、と彼は語る。“その広大なスペースをそのままほっておくよりも、何かを栽培して高品質な製品を地域のお客さんに提供した方がいいよね”。

同社の役員には、もう一人の協同ファウンダEric Haleyのほかにchief agricultural officer(CAO, 農業担当最高責任者)Jennifer Nelkin Frymarkがいる。ビデオでは同社の歴史や農法が語られ、温室の内部を詳しく見せてくれる。

ビデオ中の静止画像はGotham Greens/Mark Weinberg/Ari Burling提供。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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