Hondaは1月に行われる今度のCESで、同社がこれから展開する“cooperative mobility ecosystem”なるものを軸とする、いくつかの発表を行う。そして今日同社は、その発表の中身の一部を、“予告編”として公開した。
その短いビデオでは、三つの新しい機能が紹介され、その中には、今年の11月に発表された新しいトレードマーク“Safe Swarm”*も含まれる。それは、一種の車両間コミュニケーションネットワークのようなもので、車同士が情報を共有しながらより安全に道路を通行する。ただしその仕組みは、今回のグラフィクスからはよく分からない。〔*: Safe Swarm, 安全な大群, 主にロボット工学の用語で、大量の群れがハチやアリなどの群れのように、どんなにたくさん密集して高速移動しても、お互いに事故ることなく安全・整然と行動できるための制御とコミュニケーションの方式。 〕
第二のテーマUni-Cubは、個人が利用する未来の移動デバイスだ。このいわゆる“個人車”は、自動車業界全体としての大きな未来的テーマであり、とくに高齢化社会では重要、と見なされている。Hyundaiも今週の初めに、CESでデモする予定のプロジェクトをプレビューした。
この予告編の三つめのスターは、コンセプトカーNeuVだ。この、今月初めに発表された通勤用自動化電気自動車は、“感情エンジン”と呼ばれる人工知能を搭載している。Pepperを作った企業との共同開発で、ロボットのPepperくんと同じような、AIによる対話機能を持ったサービスロボットを内蔵している。
今度の消費者電子製品ショウ(consumer electronics show, CES)でHondaは、未来志向の発表をたくさん行うようだ。問題は、その中のどれだけが実現するか、だけど。