HPのCEO、Meg Whitmanは昨日((米国時間3/19)の株主総会で「われわれは6月に3Dプリンターのテクノロジー分野で大きな発表をする」と語った。HPの参入によっていよいよ3Dプリンターが一般企業や家庭に普及し始めることになるかもしれない。
またWhitmanは「われわれは3Dプリンターにおけるいくつかの大きな問題を解決した。3Dプリンターの企業市場は非常に大きなものになるだろう」とコメントした。ただし製品発表の正確な日時については明らかにするのを避けた。
HPは今年2月にCTOのMartin Finkが「われわれは今年後半にはこの分野での活動を始める。HPは3Dプリンターについてさまざまな可能性を追求しており、この分野の発展のために大きな貢献をする準備を進めている」と語っていた。
するとHP製の3Dプリンターが家電量販店に並ぶことになるのだろうか? おそらく近いうちにそういうことにはなるまい。HPはまずエンタープライズ市場をターゲットにするだろう。個人、家庭向け市場はMakerbotを始めとして多数の先行企業がひしめいて激しい競争を繰り広げており、HPのような大企業がすぐに成功を収めるのは難しいだろう。しかしエンタープライズ市場ではHPの参入は大きなインパクトがあるだろう。ライバルとなるStratasys(Makerbotの親会社でもある)にとっては大きな脅威だ。
Photo: Getty
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)