今日(米国時間4/16)の通常取引終了後、IBMは第1四半期決算を報告し、売上は224.8億ドル、GAAP 1株当たり利益(EPS)2.29ドル、非GAAP EPS 2.54ドルだった。これらの数字は対前年比でそれぞれ4%、15%、および15%減少している。
投資家らはIBMの1株当たり利益を2.54ドル(一時項目を除く)と予想しており、これには到達したが、売上予測229.1億ドルには届かなかった。IBMは時間外取引で約4%株価を下げた。通常取引では、上げ相場にもかかわらず微落だった。
IBMの非ハードウェア部門は控え目な四半期を過ごし、ソフトウェア売上は対前年比2%増、融資収益は3%増だった。IBMの「システムおよびテクノロジー」グループの売上は為替調整後で23%減だった。
しかし、IBMには明るい光も差している。同社の「クラウド」売上は50%アップし、年間予想ベースで〈サービスとしてのクラウド〉が年間23億ドル、前年比100%増になると同社は予測している。伝統あるテクノロジー巨人の水面下では、何かが湧き出ているようだ。
しかし、IBMがクラウドの世界で戦うためには、Amazon、Microsoft、Google、Dropbox、Box、その他様々な敵を相手にしなくてはならないため、そのニッチを確実な勝利と見ることはできない ― ただし追究するための現金は間違いなく持っている。同社は四半期終了時点で、現金および現金同等物90億ドル(短期投資を除く)を保有している。
IBMは、売上総利益率(GAAP)および営業利益率(非GAAP)をそれぞれ90ベーシスポイント伸ばしており、これは今後のEPS上昇をに役立つだろう。
そしてIBMは同四半期の研究開発に15億ドル強を費し、これは対前年比8.7%減だった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)