IKEAが顧客の家具購入検討をVRで行うパイロット事業をHTC Viveのアプリで開始

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IKEAがVRにやってくる。でも、同店の名物料理スウェーデン風ミートボールは、ふつうの現実の中にしかないらしい。

この低価格家具店が今朝(米国時間4/5)突然、SteamVRのストアでHTC Vive用のパイロット体験をリリースする、と発表した

このアプリのゲームプレーはキッチンの中を歩きまわってキャビネットの色を変えるだけだから、すごい、すばらしい、という形容詞は似合わないが、でも、こんなテクノロジーをトライしてみるIKEAの根性はクールだ。

まじめな話、VRはリテール(小売商業)にとって意味が大きい。とくに、今後拡張現実を利用して業態(〜売り方)を抜本的に変えようとしているところにとっては、VRの導入が重要な契機になるだろう。

スウェーデンのIKEA本社の専務取締役Jesper Brodinが、声明文の中でこう述べている: “仮想現実は急速に発展しているから、5年ないし10年以内に人びとの生活の中に定着するだろう。弊社の顧客の未来にも、仮想現実が重要な役割を演ずるはずだ。たとえば、未来のある日には、顧客は仮想現実を使ってさまざまな家具やインテリアを、実際に買う前に検討できる”。

このアプリがとくにクールなのは、Viveではスペースのサイズ、つまり部屋の大きさなどを自由に調節できるので、顧客の実際のリビングルームなどに合わせた家具などの検討を、メジャー(巻き尺)を使わずにできることだ。

IKEAの店内を数時間かけて歩きまわるようなVRは遠い先の話だろうが、今小売企業は確かに、この新しいコンピューティングプラットホームが業界と顧客にもたらすものを、前向きに気にし始めたようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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