Instagramは「フォロー中」タブを廃止する。会社が意図した誰かを発見するためのツールではなく、ストーキング用ツールとして知られている機能だ。米国時間10月7日にInstagramは、人物や場所やハッシュタグを新たに見つける場所は「発見」タブだと語った。ちなみに「フォロー中」タブを定期的に使っていたユーザーは多くなかった。
こうした要素が合わさって、今回の廃止に至ったとTechCrunchは理解している。
しかし、Instagramユーザーがフォロー中タブを無視していたのは役に立たないからだけではない。多くの人がこの機能を忘れていたり、そもそも存在を知らなかった。このタブのおかげでユーザーの違法あるいはプライベートな行動が露見した例は多い。
このタブは、我々のオンライン生活を裸にすることでかなり悪評を買っていた。「小さな浮気」を見つける場所になることもよくある。例えば、付き合っている相手が他人の投稿にやたらといいね!していたり、元カレ元カノのコンテンツを見ていたり、「予備のお相手」と頻繁に会っているのがバレてしまうこともある。
誰かがInstagramを使う主な理由が「IGモデル」(Instagram上だけのモデル)にいいね!やフォローすることだと簡単にわかってしまうこともある。多くの人が追跡されたくない種類の行動であり、その人物が親しい友人でなく、同僚や仕事相手だったりするといっそう厄介だ。
このタブは友達関係に悪影響を及ぼすこともある。友達のメッセージに返信しなかったり、「忙しい」と言っている人がInstagramでやたらにアクティブだったり、明らかに嘘をついているようなときだ。
ゴシップ記者もこのタブの愛用者で、有名人が誰をフォローしているかを暴露したり、個人的や仕事上の新しい人間関係のヒントを見つけたりする。
全体的に見て、フォロー中タブはストーカーツールとして知られるようになり、純粋な発見システムとしてユーザーに便益を提供していない。
Instagramがこの変更を発表したのは本日だが、多くのユーザーが以前からこのタブを利用できなくなっていた。去る8月、Redditの大きなスレッドで、フォロー中タブが消えたと訴えるユーザーがいたが、バクだろうという結論だった。
フォロー中タブがなくなったあとは、ハートボタンを押すと「あなた」のアクティビティだけが表示される。
フォロー中タブの廃止は本日にスタートするが、全員に行き渡るには今週いっぱいかかるだろうとInstagramはコメントしている。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )