ねぇ聞いた?今のInstagramはもう写真共有アプリじゃないって?米国時間7月27日のInstagramの発表によると、これからのユーザーは、TikTokと競合する同社のプラットフォームReelsに、60秒の動画をアップロードできる。
このアップデートでReelsに字幕ステッカー機能が加わる。音声をテキストに書き起こしてくれる。この字幕ステッカーはStoriesを加えたときに、InstagramがReelsのためにテストしていた。それによってこのプラットフォームは耳の不自由な人や聞き取り能力の弱い人にもアクセシビリティが向上し、またアプリを消音モードで利用できる。現在のところ英語圏のみだが、その他の言語にもじきに対応するとInstagramはいう。TikTokにはすでに、同様の機能がある。
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Reels. up to 60 secs. starting today. pic.twitter.com/pKWIqtoXU2
— Instagram (@instagram) July 27, 2021
Reelsは今日から最大60秒。
それまでInstagramの動画は最大30秒までだったが、最近TikTokは3分までOKとなった。でもReelsの60秒も、TikTokをはじめいろいろなプラットフォームに作品を投稿しているクリエイターにとっては役に立つ。ソーシャルメディアで生活が成り立っているクリエイターは最近ますます多いが、今のようにプラットフォームの数が多くなると、作品をなるべくあちこちに投稿するのが賢明な策だ。Pinterestですら、短編動画に投資している。Instagramのクリエイターで、TikTokにもフォロワーのいるクリエイターにとって便利なだけでなく、Reels自身のアクセス向上にも貢献する。InstagramのアルゴリズムではTikTokの透かしのあるコンテンツを宣伝できないが、しかし利口なユーザーはそれなしで動画をリサイクル利用するやり方を知っている。
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現在、YouTube ShortsとSnapchatのSpotlightも60秒の動画をサポートしている。5月にYouTube Shortsは1億ドル(約110億円)のクリエイターファンドを立ち上げて、2021年から22年にかけてShortsの上位クリエイターにばらまくつもりだ。SnapchatはTikTokクローンSpotlightのヴァイラルなクリエイターに、Spotlightの11月終わりの立ち上げから2020年末まで、1日に100万ドル(約1億1000万円)ずつ配布した。FacebookとInstagramも、デジタルクリエイターへの投資にコミットしてきた。
この60秒ビデオ機能は「新しいReelを作る」へ行ってから、画面左の下向きボタンを押すとメニューが現れる。そして「長さ」をタップして15秒、30秒、60秒のどれかを選ぶ。まだメニューに60秒がないユーザーもいると思うが、全員に出るのも、もうすぐだろう。
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タグ:Instagram、Instagram Reels、動画
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Hiroshi Iwatani)