Instagramは検索タブからユーザーにパーソナライズした動画を届ける機能を追加

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Instagramは、Snapchat Discoverに「Picked For You(あなたのための選りすぐり動画)」で対抗する。本日Instagramはユーザーが気に入っているトピックの最高の動画を見る新たな機能をローンチした。

「Picked for You」は検索タブにある。ここでは毎日、Instagramがそのユーザーが関心を持っているトピックの動画を20以上のチャンネルから選んで表示する。それらのチャンネルはスポーツ、ファッション、テクノロジーといったありきたりな分類ではない。Instaramは例えば、クッキー、特殊メイク、ソフトボール選手といった細い分類のチャンネルをローンチする。

Instagramのこの機能追加は、ユーザーのこれまでの視聴、ライク、コメントした動画の種類をもとに、ユーザーが興味を持っているニッチなトピックが何であるかを特定することに自信があることを示している。Instagramはここ6ヶ月でユーザーが動画を同社のプラットフォーム上で視聴する時間が150%増加したと伝えた。分析できる視聴データは大量にある。

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Instagramが検索タブに 「Videos You Might Like(ユーザーにオススメの動画)」チャンネルを追加して2ヶ月が経つ。しかし、それは今回ローンチされるような多様で細分化されたトピックではなく、全てのトピックやテーマからビュッフェのように異なる動画を取り揃えたものだ。ユーザーが見たいと思う動画も中にはあっただろうが、ユーザーは1つのジャンルの動画を視聴したいと思っていたとしても、そこには多様な動画が含まれていた。

この新たなキュレーションと最近搭載されたアルゴリズムに基づくフィードで、Instagramはユーザーが見落としたコンテンツを見つけ出して表示したい考えだ。現在5億人のユーザーがいて、プラットフォームには十分すぎる数の面白い動画が投稿されている。しかし問題は、どうやってそれを見つけるかだ。

完全にパーソナライズしたアルゴリズムフィードを構築するのは難しい。コンピューターが推理するような処理を大量にしたり、あるいは高くつく人間のキュレーターが必要だ。この機能は次の目標に向かう適切な足場となる。Instagramはアルゴリズムを使って、ユーザーが見たいチャンネルを特定し、最も人気の動画をそこに配置する。その後、人間のキュレーターがユーザーが気に入るだろう動画クリップをチャンネルに追加していく。

チャンネルは以下の通りだ。
不思議とスッキリする動画、チアリーダー、ダンサー、カリグラフィー、特殊メイク、コメディアン、美容師、ケーキデコレーション、陶芸、コミックブック・アーティスト、ピットブル犬、体操選手、ネイルアーティスト、髪の結び方、歌手、パン屋、メイクアップ法、バレエダンサー、トリックショット、アーティスト、ものづくりや職人、野球選手、スケボー選手だ。

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このアップデートはまずアメリカ国内で展開を始めるが、他の国にも「Picked For You」機能を近いうちに展開する計画だ。将来的に、広告が視聴者にとって有益なものであると保証できるようなら、「Picked For You」のチャネルのトピックと合致するマーケティング機能がつくこともあるかもしれない。

「Picked For You」が成功すれば、通常のフィード以上にInstagramに中毒性を持たせることができるだろう。SnapchatがDiscover機能で、友達の投稿にユーザーが飽きた時のために、他のコンテンツも届けようとしているのと同じだ。誰もこのチャンネル名のハッシュタグを検索して、スパムや品質の低いコンテンツを探し回ることはしたくないのだ。アルゴリズムと人の手で、Instagramに眠っている良いコンテンツを発掘することができるかもしれない。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

投稿者:

TechCrunch Japan

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