Intelは今日(米国時間4/14)2015年第1四半期の決算報告を発表し、売上が128億ドル、1株当たり利益は0.41ドルだった。ウォール街の予測はそれぞれ129億ドルと0.41ドルだった。Intelの株価は時間外取引で3%前後高値をつけた。
同社は第2四半期について、売上132億ドル、利益率62%、税率約20%と予測した。これらの数字は、利益率60.5%、税率ははるかに高い25.5%だった第1四半期から改善されている。
こうした上方修正を踏まえ、Intelは次の四半期で好調な1株当たり利益を生むべく努力することになる。ウォール街は同社が1株当たり利益0.48ドル、売上135.1億ドルを達成すると予測している。
長年Intelは、パソコン市場の先行指標として機能している。
Intelは、前四半期売上で予測を達成できず、現四半期への予測も期待を下回っている。しかし、一貫して高い同社の利益率は、将来キャッシュフローが好調で、売上成長の必要性が少ないことを示唆している。
第1四半期のIntelは不調だった:「PCビジネスは下降した〈中略〉クライアント・コンピューティング・グループの売上は74億ドルで、対前期比16%ダウン、対前年比8%ダウンだった」。これはMicrosoft、HPをはじめとするPC分野の他のプレーヤーにとっても良い前兆とは言えない。長年Intelは、パソコン市場の先行指標として機能している。
Intelのデータセンター・グループは売上を対前年比で19%伸ばし、モノのインターネット・グループも11%売上を増やした。未だにIntelは主導権を失いつつあるPC世界からの移行途中にある。そして利益率を高めつつ、それを実行している。投資家らも多少の期待は持っているようだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)