IntelがついにCore i9プロセッサーを発表、最上位機種は18コア32スレッドで1999ドル

今日(5/30)台北で行われたComputexのイベントで、Intelが同社のCore X連番シリーズのプロセッサーの新型機を発表した。ハイエンドデスクトップCPUの最新機種の計画は、今月初めにリークされたから驚きではないが、それでも、この新シリーズの旗艦機種となる18コア36スレッドのIntel i9-7980XEは、ほとんど衝撃的なデビューだ。

1999ドルという、思わず目が潤んでしまいそうなお値段のIntel i9-7980XEは、当分のあいだ、ごく一部の消費者を除いては憧れに留まるだろう。しかしAMDとのプロセッサー戦争においては、Intelの強力な新兵器になる。16コア32スレッドのAMD Ryzen Threadripperは今月初めに発表され、世界最強の消費者機向けCPUになるはずだったが、Intelがその王冠を奪い返したようだ。

Core i9系列のそのほかの機種は、10コア999ドル、16コア1699ドルと現実的なお値段だ(12コアと14コアもある)。すべてのi9プロセッサーがベースクロック3.3GHz、Turbo Boost 2.0では最大4.3GHz、Turbo Boost Maxで4.5GHzの、それぞれデュアルコア周波数だ。このほか、クァッドコアのi5-7640Xおよび4,6,8コアのi7プロセッサーも発売される。発売日は、まだ明らかでない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。