Epic Games が、これまで招待制だった iOS版『フォートナイト』の一般向け配信を開始しました。価格は無料。
対応 iPhone や iPad があれば、iOSどうしはもちろん PC / Mac / PS4 / Xbox One のプレーヤーと一緒に Fortnite バトルロイヤルが遊べます。
Fortnite Battle Royale は、PC / Mac / プレイステーション4 / Xbox One で遊べるバトルロイヤルゲーム。
広大なマップに多人数が同時に降り立ち、武器や装備を現地調達しつつ、最後のひとりもしくは1チームになるまで戦うという、最近一気に増えた『バトルロイヤルもの』でも人気の作品です。
バトルロイヤルのフォーマットを普及させた PUBG (PlayerUnknown’s Battlegrounds) は、もともとがミリタリーシミュレーション系FPSのMODだったこと、クリエイティブディレクターである PlayerUnknownことブレンダン・グリーン氏の意向からリアル志向で、「謎の力でどんどん狭くなり必然的に生き残り戦を強いられる戦場」という大きな嘘を除けば、あとは武器装備やダメージシステム、グラフィックも含め、ゲームの範囲内で生々しいリアルさを追求する点が特徴です。
一方 Fortnite バトルロイヤルは、もともと協力プレイメインだった本編 Fortnite (まだ開発中) から、バトルロイヤル人気に乗じて独自のバトルロイヤル モードを追加して基本無料にしたタイトル。
100人同時の生き残り戦や狭くなる戦場は踏襲しつつ、壁や階段をいきなり錬成できるビルディング要素や、武器アイテム含めなんでもありのコミカルなタッチが対照的です。
iOS版 Fortnite は、このバトルロイヤル モードが遊べます。同じ名前でスマホ移植した似たゲームではなく、なんとPC / Mac / PS4 / Xbox One とクロスプラットフォームで一緒に遊べます。
操作はこんな感じ。移動はおおむね左下なら、どこからドラッグしても良いタイプです。
モバイル版独自の特徴として、銃声や物音が強さに応じた円弧として目に見え、音に頼らずプレイできるシステムがあります。
FPSでよくある「どっちから撃たれたか」の表示システムのように、画面中心をプレーヤー位置として、物音(白)または銃声(赤)が聞こえた方向前後左右(上下左右)に円弧上の線が現れる仕組み。モノラルスピーカーの端末でも、ヘッドホンをしなくても、おおむね物音の方向と強さが分かります。
モバイル版の目玉は他のプラットフォームの友人ともスクワッドを組んで戦えるクロスプラットフォーム。ですが、ソロで始めた場合や、モバイル版どうしで組んだ場合は、原則としてモバイルはモバイルどうしでマッチングする仕組みになっています。
ゲーム機やPC / Mac では、それぞれマッチングの設定でクロスプラットフォーム戦の有無を選択可能。たとえばPCソロの場合、必ずPCのソロプレーヤーどうしでマッチングします。
クロスプラットフォームはほぼどのプラットフォームとでも遊べますが、大人の事情により、PS4 と Xbox One (PSN と Xbox Live) のプレーヤーだけは組めないようになっています。
クロスプラットフォームでのプレイは、PSN や Xbox Live などのプレーヤーアカウントを、Epic Games のアカウントと紐づけることで実現する仕組み。モバイルやPCでは、始める際にまず Epic のアカウントを取得しています。
iOS版『Fortnite』の対応機種は iPhone SE以降(6s / 7 / 8 とPlus、iPhone X)。iPad Mini 4、Air 2以降。OSはiOS 11。
iPod Touch や、iPhone 5s / 6、iPad Air などは非対応です。
Androidは今後数か月のうちにも対応する予定。
Engadget 日本版からの転載。