リーク情報はあったものの、9月15日のスペシャルイベントではiPhone 13シリーズほど発表が確実視されていなかったiPadシリーズ。第6世代のiPad miniか第9世代のiPad、どちらかはありそうくらいに身構えていましたが、まさか両方来るとは思いませんでしたねー。
とはいえ私は最新のiPad Proを持っているので、何が出ても記事にこそすれ個人的に買う予定はありませんでした。しかし、実機をひと目見て、その考えは速攻変わりました。
か、かわいい……
これは、iPadのミニチュアですね。仕様的にはTouch IDということもありiPad Airのミニチュアといったほうが正しそうです。
AppleはこれまでiPad miniに関してのアップデートが比較的緩やかだったので、無印iPad同様まだまだ同デザインの筐体を使い回すと信じ込んでいました。これは私の勝手な妄想ですが、とりあえずAirを小さくした試作機をつくってみたら意外と実用的だったのでリリースすることになったのではないかと勘ぐっています。
Smart Folioカバー(税込7480円)もまた既存品のミニチュアのような共通デザインとなっています。
ProとAirのいいとこ取り
フロントカメラはiPad Proシリーズと同じ超広角のものになり、FaceTimeやZoomなどのビデオチャット時に自動でフレームインするセンターフレームに対応しました。これは現行モデルではiPad Proでしか使えない機能です(同時に発表された第9世代iPadも対応)。
最新世代のA15 Bionicを搭載
パフォーマンスに関しては別記事でより詳しく触れていますが、SoCはiPhoneと同じ最新のA15 Bionicを搭載、2019年発売のiPad mini 5thと比べてCPUが40パーセント、GPUは80パーセント高速になっています。第5世代のユーザーは、体感的な速度の差にすぐ気づくと思います。
手帳のような手軽さ
Apple Pencil 第2世代(税込1万5950円)が利用できるので、小さなスケッチブック、またはメモ端末として手帳のように気軽に扱えます。
iPad miniにはApple純正のキーボードは用意されていませんが(Bluetooehキーボードは接続可)、手書きや音声による入力やフリック入力も使えるので、文字入力は意外と困りません。
5G対応で大判iPhoneみたい
ちょうどカーナビに近い本体サイズなので、地図などを表示するとより一層それっぽくなります。Macのサブディスプレイとして使うSidecarも利用できますし、カワイイだけでなく、いろいろ小回の利く便利ガジェットといった感じ。
iPadの2台持ちを決意
実際、目新しさからの一目惚れでしたが、しばらく使ってみて、すでにiPadを使っているユーザーの2枚めiPadとして全然アリだと思いました。
新しいiPad miniは64GBモデルのWi-Fi版が税込5万9800円〜ですが、ガジェット好きな方はeSIMも使えるセルラー版を是非と思います(税込7万7800円〜)。発売日はiPhone 13シリーズと同じ9月24日。動画レビューも是非ご覧ください。
(Engadget日本版より転載)