iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

リーク情報はあったものの、9月15日のスペシャルイベントではiPhone 13シリーズほど発表が確実視されていなかったiPadシリーズ。第6世代のiPad miniか第9世代のiPad、どちらかはありそうくらいに身構えていましたが、まさか両方来るとは思いませんでしたねー。

とはいえ私は最新のiPad Proを持っているので、何が出ても記事にこそすれ個人的に買う予定はありませんでした。しかし、実機をひと目見て、その考えは速攻変わりました。iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

か、かわいい……

iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビューこれは、iPadのミニチュアですね。仕様的にはTouch IDということもありiPad Airのミニチュアといったほうが正しそうです。

AppleはこれまでiPad miniに関してのアップデートが比較的緩やかだったので、無印iPad同様まだまだ同デザインの筐体を使い回すと信じ込んでいました。これは私の勝手な妄想ですが、とりあえずAirを小さくした試作機をつくってみたら意外と実用的だったのでリリースすることになったのではないかと勘ぐっています。iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

パープルとスターライトの実機(共にセルラー版)。カラーバリエーションは、ほかにピンク、スペースグレイの計4色

パープルとスターライトの実機(共にセルラー版)。カラーバリエーションは、ほかにピンク、スペースグレイの計4色

アウトカメラは1200万画素×1基。LiDARセンサーは非搭載

アウトカメラは1200万画素×1基。LiDARセンサーは非搭載

とにかくコンパクト。本体は6.3ミリという驚異の薄さ

とにかくコンパクト。本体は6.3ミリという驚異の薄さ

セルラーモデルで297グラム(実測値は296グラム)と、iPhone 13 Pro Max+60グラムほど増すだけ

セルラーモデルで297グラム(実測値は296グラム)と、iPhone 13 Pro Max+60グラムほど増すだけ

8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載

8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載

iPad Air同様、電源ボタンにTouch IDを搭載。ボリュームボタンもすべて同じ側面に備える

iPad Air同様、電源ボタンにTouch IDを搭載。ボリュームボタンもすべて同じ側面に備える

充電はUSB-C端子

充電はUSB-C端子

スピーカー穴は4か所あるが、Proシリーズとは異なり再生はステレオ。縦置き・横置きで左右が自動で切り替わる。音量も十分で、前miniと比べるとかなり迫力が増した

スピーカー穴は4か所あるが、Proシリーズとは異なり再生はステレオ。縦置き・横置きで左右が自動で切り替わる。音量も十分で、前miniと比べるとかなり迫力が増した

12.9インチのProと比較すると半分未満のサイズ

12.9インチのProと比較すると半分未満のサイズ

8.3インチに2266x1488ドット表示(326ppi)なので、表示はかなり繊細。年配者は設定で文字サイズを大きくしないと厳しいかも……

8.3インチに2266×1488ドット表示(326ppi)なので、表示はかなり繊細。年配者は設定で文字サイズを大きくしないと厳しいかも……

Smart Folioカバー(税込7480円)もまた既存品のミニチュアのような共通デザインとなっています。

12.9インチ用の上に乗せてみた。従来モデル同様、背面にマグネットでピタッとくっつく仕組み

12.9インチ用の上に乗せてみた。従来モデル同様、背面にマグネットでピタッとくっつく仕組み

フタの開閉と連動するオートスリープ対応

フタの開閉と連動するオートスリープ対応

三角に折りたたみ、2段階の角度でスタンドに

三角に折りたたみ、2段階の角度でスタンドに

パープルの実機には、マゼンダのカバーがピッタリ

パープルの実機には、マゼンダのカバーがピッタリ

ProとAirのいいとこ取り

フロントカメラはiPad Proシリーズと同じ超広角のものになり、FaceTimeやZoomなどのビデオチャット時に自動でフレームインするセンターフレームに対応しました。これは現行モデルではiPad Proでしか使えない機能です(同時に発表された第9世代iPadも対応)。

そこそこ激しく動いてもカメラが追っかけてくる

そこそこ激しく動いてもカメラが追っかけてくる

最新世代のA15 Bionicを搭載

パフォーマンスに関しては別記事でより詳しく触れていますが、SoCはiPhoneと同じ最新のA15 Bionicを搭載、2019年発売のiPad mini 5thと比べてCPUが40パーセント、GPUは80パーセント高速になっています。第5世代のユーザーは、体感的な速度の差にすぐ気づくと思います。

iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

手帳のような手軽さ

Apple Pencil 第2世代(税込1万5950円)が利用できるので、小さなスケッチブック、またはメモ端末として手帳のように気軽に扱えます。iPad mini 第6世代のミニチュア感にガジェット萌え―実機先行レビュー

iPad miniにはApple純正のキーボードは用意されていませんが(Bluetooehキーボードは接続可)、手書きや音声による入力やフリック入力も使えるので、文字入力は意外と困りません。

サッとクイックメモを呼び出し、手書きによる文字入力が可能

サッとクイックメモを呼び出し、手書きによる文字入力が可能

設定でフリック入力をフローティング表示にすれば、iPhoneと同じように快適に文字入力できる

設定でフリック入力をフローティング表示にすれば、iPhoneと同じように快適に文字入力できる

Bluetoothのキーボードが接続可能。文字入力で困ることはない

Bluetoothのキーボードが接続可能。文字入力で困ることはない

5G対応で大判iPhoneみたい

ちょうどカーナビに近い本体サイズなので、地図などを表示するとより一層それっぽくなります。Macのサブディスプレイとして使うSidecarも利用できますし、カワイイだけでなく、いろいろ小回の利く便利ガジェットといった感じ。

iPhone 13 Pro Maxとサイズ比較

iPhone 13 Pro Maxとサイズ比較

マップ表示はiPhoneより広範囲。5G+GPSでカーナビとしても使える

マップ表示はiPhoneより広範囲。5G+GPSでカーナビとしても使える

Kindleとも近いサイズで、電子書籍も1ページ表示だとちょうどいい感じ

Kindleとも近いサイズで、電子書籍も1ページ表示だとちょうどいい感じ

iPadの2台持ちを決意

実際、目新しさからの一目惚れでしたが、しばらく使ってみて、すでにiPadを使っているユーザーの2枚めiPadとして全然アリだと思いました。

iPad Pro 12.9インチと2台持ちでいくことに

iPad Pro 12.9インチと2台持ちでいくことに

新しいiPad miniは64GBモデルのWi-Fi版が税込5万9800円〜ですが、ガジェット好きな方はeSIMも使えるセルラー版を是非と思います(税込7万7800円〜)。発売日はiPhone 13シリーズと同じ9月24日。動画レビューも是非ご覧ください。

Engadget日本版より転載)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。