ベイエリアの人々に朗報だ。Apple PayがClipperカードに対応した。
つまり、iPhoneやApple Watchを使ってサンフランシスコ・ベイエリア高速鉄道やMuni、Caltrainやフェリーの料金を支払えるようになる。あるいは(ほとんどの)他の交通関連の支払いにも、プラスチック製のClipperカードを使うことができる。
ClipperのページにはApple Payの設定方法が説明されている。
ただし、簡単だが重要な注意点がいくつかある。
- 既存のClipperカードをApple Walletに追加すると、そのカードから料金が支払われる。Clipperによると、カードを追加した時点で「プラスチック製カードは無効化される」ため、物理的なバックアップカードとしては機能しないようだ。
- しかし、プラスチックカードを使い続けたいと思う人もいるだろう。Clipperによると、ベイエリアの自転車シェアリングの利用者やRTC割引カードを利用している人は、無効化された後もプラスチックカードを保管しておく必要がある。
- Clipperは以前、Google Pay(Android)のサポートを「2021年春」に開始することを認めたが、米国時間4月15日からはApple Payのみに対応するようだ。
2021年2月にこの機能の実装が確認されたときに述べたように、ClipperはAppleの「Express Transit」機能に対応している。つまりスマートフォンのPINを入力したり、Face IDを使用せずに、デジタルのClipperカードをタップして支払うことができる。一部の新しいiPhoneでは、バッテリーが切れても数時間はClipperカードを使い続けることができる。いざというときにはとても便利だが、定期的に頼りたいものではないだろう。
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タグ:Apple、Apple Pay、Clipper、サンフランシスコ
画像クレジット:Apple
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(文:Greg Kumparak、翻訳:塚本直樹 / Twitter)