iPhone 6 Plusについて、普通に持ち歩くためのスマートフォンとしてはやや大きすぎるのではないかと考えた人は、やはり多かったようだ。Consumer Intelligence Research Partners (CIRP)の調査によれば、iPhone 6シリーズの販売について、4.7インチモデル(iPhone 6)が5.5インチモデル(iPhone 6 Plus)を大きくリードしているとのことだ。但し、比較すれば6が売れているとはいえ、6 Plusについてもそれなりの割合を売り上げている様子ではある。
CIRPによると、販売開始から30日間のデータを見ると、iPhone全体の売上の中でiPhone 6の占める割合が68%で、iPhone 6 Plusの方は23%ないし24%であったとのことだ。
また、AndroidからiPhoneに乗り換える人については、2013年のiPhone 5sおよび5cが登場した時(23%)に比べて、今回は低下(12%)している(PDF)。iPhone 5sはBlackBerryおよびWindows端末からの乗り換え組も多かったが、今回はあまり目立たない状況となっている。もちろん、そうした機種からの乗り換えが目立たなくなっているのは、Android利用者の割合がますます増えているからでもある。
上の数値はいずれも、アメリカ国内でiPhone 6および6 Plusが登場してから30日間についてのものだ。Appleは機種別の売上割合についてのデータを公表していない。
今回のCIRPの調査では、iPhone 6シリーズは販売開始4週間でiPhone全体の売上中、91%を占めるようになったとも述べられている。5sおよび5cのときは、この割合は84%となっていた。
また、iPhone購買者の記憶容量平均は48GBなのだそうだ(昨年比で倍になっている)。iPhone 6シリーズは16、64、128GBがラインアップされている(訳注:iPhone 5は16、32、64GBでした)。
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(翻訳:Maeda, H)