それは時間の問題だった。しかも、たいした時間じゃなかった。あるデベロッパのおかげで早くも、iPhone 6s/6s PlusのLive Photosを、インターネットじゅうにばら撒けるようになったのだ。どんなにかわいい猫や子どものクリップでも、自分のカメラロールの中に永遠に閉じ込めておくなんて、無意味よね。
Live Photosの’Live’とは、写真を撮ったらそれが自動的に短い動画にもなること。Appleのスマートフォンの、最新の機種だけの機能よ。カメラロールの中ではふつうのスチル写真だけど、iPhone 6s/6s Plusの感圧画面に表示して写真をタップすると、その前後1.5秒ずつのビデオが映り、まさに‘ライブ’なる。
Live PhotosはiPhone 6s/6s Plusの上でしか見られないから、ほかの人に共有するときはふつうのスチル写真をシェアするしかない。…ところが、今日登場したLive GIFアプリを使うと、その悲しい状況が一変する。
Live GIFを作ったデベロッパは写真編集アプリPriimeも作っている。CEOのArthur Changははじめ、感圧タッチ機能(3D Touch)などiPhone 6sの新しい機能でいろいろ実験をしていたのだが、そのとき、“Live Photosにみんなが望んでいることを簡単にできるアプリを作ろう”、と思い立った。
“最初は、Live Photosのことが詳しくドキュメントされているiOS 9.1用に作ろうと思ったが、でもそれはまだベータだから、多くの人が使ってない。そこで、iOS 9.0でも使えるアプリを作ろう、と決めたのだ”。
しかも、これはみんなが作りたがっているアプリだから、早いもの勝ちだ。スピードが勝負。
しかも、Live GIFはたしかに、とっても使いやすい。
どうやるか…
まず、あなたがGIF化したいLive Photosを撮る。いや、もちろん、すでにあるLive Photosでもよい。この際、猫か子どもがよいだろう。
猫や子どもはじっとしてないから撮りにくいが、この際重要なのは‘動き’だから。
Live GIFアプリをロードすると、そいつはカメラロールからLive Photosだけを取り込む。写真をタップすると、GIF形式のプレビューが見られる。そして‘Share GIF’を指定するとGIFが出来上がるし、‘Share video’なら.movファイルができる。どちらも簡単に、メールやメッセージングなどで友だちと共有できる。
これであなたのLive Photosは(オーディオ抜きだが)、iPhoneのハードウェアから解放され自由になった。
このアプリには、写真をPriimeで編集するオプションもある。それは、自分とこの別のアプリの宣伝の意味もある。
“Live GIFを作りながら、6sの感圧タッチなどの使い方も分かってきたから、Priimeの次のバージョンは感圧タッチ対応にできるだろう。今Live GIFに編集機能はないけど、Priimeでうまくいったら、それをLive GIFにも応用したい”。
Live Photosをインターネットの全域と共有できるようになるのだから、このアプリのお値段1ドル99セントは安いよ。
ただしみんながまだ、GIFの氾濫にうんざりしていなければね。
Live GIFは、App Storeのここで買えます。