2020年はJuneが輝く時だ。ますます多くの人が家に閉じこもり、キッチンで自分の身を守ろうと(それでも失敗することもある)する中、このスマートオーブンのスタートアップにはユーザー数を大幅に拡大する確かなチャンスがある。
「家庭における調理の増加により私たちはJuneの調理プログラムを見直し、標準的な家庭用オーブンでは得られない料理の可能性を実現しました」と、CTO兼共同創業者のNikhil Bhogal(ニクヒル・ボーガル)氏はリリースで述べている。
最後のメジャーアップデートから2年後となる米国時間10月21日、Juneは第3世代オーブンの発売を発表した。聞くところによると、今回のアップデートは比較的マイナーなものだという。オーブンのハードウェアには、新しいハンドル、加熱要素の上に追加されたガードレール、より静かなファン、新しいチップセットによりワイヤレス接続も向上するなどいくつかのアップグレードがある。
機能面での最大の変更点は6個の発熱体を個別にコントロールすることで(以前のモデルではグループ制御のみが可能だった)、より均一なローストを実現している。ソフトウェアインターフェイスもアップグレードされ、内蔵AIカメラシステムは食品の場所が最適な調理のために配置されているかどうかを認識することが可能で、何百もの食品の種類を識別できる。
価格は599ドル(約6万3000円)と、依然として高価なキッチン用品だ。製品は大きくてスマートなオーブントースターだが、高温の空気で焼く、脱水する、焼くなど、さまざまな調理オプションがある。年間保証付きの799ドル(約8万4000円)のバンドルには、Juneプレミアムサービスの1年間のサブスクリプションが含まれ、999ドル(約10万5000円)のバージョンにはエアバスケット、ピザとグリルキット、追加温度計などの追加アドオンが多数含まれている。
製品の予約販売は本日から開始されるが、正確な発売日は不明だ。
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カテゴリー:フードテック
タグ:June
画像クレジット:June Oven
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)