自分意識をバーチャルリアリティーの世界に持ち込むことができる。ちょっとオシャレなVRゴーグルをかけ、フレームレートを最高にすれば ― あなたはほぼその世界に没入している。
しかし、自分の〈からだ〉をそこに参加させる? それは全く別の新しいチャレンジだ。実現すれば、スタートレックのホロデッキが手に入る。
それは完璧にはほど遠いが(観客の目からも)、デベロッパーのOliver Kreylos [via Kotaku]は、超粗野だが何とかそれらしく見える自分の化身を、独自のVRワールドに持ち込むことに成功した。そとやり方は? 彼はKinectを3台、部屋の中に注意深く配置し、自分のモデルを構築するアルゴリズムを介してビデオに合体させた。
このシステムには欠陥がある ― そもその画像が不明瞭であり、Kinectsが1台でも動かさせると数分間激しく画面が揺れる。しかし、少々手直しを施せば・・・われわれはそう遠くない未来のVRがたどるべき道を垣間見ているのだろうか?.
おそらく違う。たとえ、からまるケーブルやカメラに揺れ等の問題が解決されたとしても、まだ巨大で超難物の問題が待ち構えている ― 壁だ。Oculusでは使用者に周囲のリアル世界を殆ど見せていないが、自分が動き回るためには体育館なみの広さの部屋が必要になる(あるいは、間抜けなランニングマシン)。さもなければ何秒かごとに壁にぶつかってしまう。私が思うに、バーチャルリアリティーは、当分の間「着席型体験」に限られることになるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)