2人のソフトウェア開発者、子供、そして電気のスイッチをミックスすると、Knockiができあがる。壁やテーブルの下につけることができる、小さくて賢いデバイスだ。表面をタップすることでイベントを開始することができる ― 電気をつける、スピーカーをミュートするなどのイベントだ。しかも、このデバイスは驚くほど小さいので目立たない。ファウンダーはOhad NexerとJake Boshernitzanで、2人ともテキサス州ヒューストン出身だ。
「親戚同士の集まりでKnockiのアイデアが浮かびました。電気を消そうとしていた子供がいて、その子はスイッチに手を伸ばすために箱を何個も重ねていましたが、それでも手が届きませんでした」とBoshernitzanは話す。「私たちは”壁全体がボタンだったらどうだろう?”と自問してみました。その瞬間にアイデアがひらめいたのです」。
Knockiが目指すのは、生活をシンプルにすることだ。Boshernitzanによれば、自由に身動きが取れない人や、言葉になまりがあってボイスコントロールが上手く使えない人にとってKnockiはもってこいのデバイスだという。「ものをコントロールする技術は、なぜどれも複雑に感じてしまうものばかりなのでしょうか?」と彼は言う。
Knockiはほとんどのスマートフォンによる操作に対応している。イベントを開始するタップの設定も自由自在だ ― ダブル・タップでイベント開始など。例えば、ケータイが見当たらないときに、Knockiを4回タップすることで自分のケータイに電話をするように設定することもできる。
彼らはいま事前予約を受付中で、プロダクトの出荷は2017年の第2四半期になる予定だ。Indiegogoでの価格は79ドルで、これまでに2万件の事前予約を獲得している。
Knockiは、CES内で開催中のHardware Battlefieldに「参加者が選ぶ特別出場枠」として出場している。
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