Koboから業界を震撼させる新たな電子書籍リーダーが登場してきた。標準で防水加工が施された179ドル99セントのデバイスだ。解像度は265DPIで、6.8インチ画面にe-inkを表示する。このKobo Aura H20はAura HDの後継だが、さらに薄く、そして軽くなっており、なによりも他機種に先駆けてIP67準拠の防水/防塵性能を備えている。
搭載するプロセッサは1GHzで、動作が従来よりも機敏になった。また標準搭載のメモリ容量は4GBとなっている(マイナーアップグレードを行ったKindle Paperwhiteも同じ容量となっている)。また一生をかけて、眠らずに、食事もせず、あるいは読書以外のすべてを諦めて読書三昧で過ごしたいという人のためには、32GBまでをサポートするmicroSDスロットも用意されている。
今回発表されたKoboのデバイスの性能としては、Galaxy S5と同様1mの深さで30分までなら防水機能を保つ。但しUSBポートのカバーが閉じられているkとが条件だ。なかなか便利ではあるだろうが、但しスペック的にはこちらの防水Kindle Paperwhiteには及ばない。しかしメーカー保証でかつ200ドル未満のものとしては、なかなか魅力的なデバイスだと言えるだろう。そもそも、こうしたデバイスの防水機能としては、水はねに対処すれば十分で、水中読書に耐える必要はないのだという考え方もある。
Amazonも、秋にはKindle Paperwhiteの後継機を発表するとの噂がある。Aura H20は新Kindleに先立ってプレオーダー可能となる。Kobo.comでは9月1日から販売開始となるそうだ。そして出荷開始は10月1日の予定であるとのこと。より薄く、高解像度になるという噂はきいているものの、Kindleが防水仕様になるという話はないようだ。Amazonの今後の動きに注目したい。
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(翻訳:Maeda, H)