Kubernetesベースのアプリケーションのモニタリングと管理を提供しているロサンゼルスのReplicatedが、評価額27億5000万ドルのプログラミングサービスの大手GitLabのプロダクトのトップを、同社のチーフプロダクトオフィサー(CPO)に迎えた。
Mark Pundsack氏は、Replicatedで同社の事業拡大を手伝うことになる。GitLabでPundsack氏は、同社が社員数70名から1300名に成長する過程を見てきた。成長は主に、同社のオンプレミスプロダクトへの注力によるものだった。
ReplicatedのCEO、Grant Miller氏によると、同社も同様のオンプレミスサービスを多様なエンタープライズ顧客に提供していきたいと考えている。
Pundsack氏はCircleCIにいたときにReplicatedを初めて知ったが、同社がKubernetesのデプロイ管理ツールキットで新たに伸びてきたとき、再び気になる存在になった。
Pundsack氏は声明で次のように述べている: 「Replicatedが最新の製品で作り出した勢いはすごく大きくて、同社の軌道を変えてしまった。彼らのプロダクトとチームと顧客をよく見ると、これなら自分も加わりたいという気持ちになる。同社はエンタープライズのソフトウェアエコシステムの全体を貫く価値を作り出すという、きわめてユニークな立ち位置にあり、そのようなリーチはきわめて稀だ。同社のポテンシャルを見ると、初期のGitLabをいろいろと思い出してしまう」。
一方Miller氏は、これはReplicatedにとって大当たりだ、と言う。
Miller氏は曰く、「MarkはGitLabで中核的なプロダクト戦略を作り、同社をソースコントロール企業から完全なDevOpsプラットホームに変身させ、Kubernetesの最高のサポートを導入した。Replicatedのプロダクトのリーダーとして、彼ほど経験豊富な適任者は他にいない。MarkはGitLabの、従来的なオンプレミスのインストレーションからKubernetesベースのインストレーションと管理体験への進化を目撃してきた。それは、うちの顧客の多くが今経験しているものと同じ遷移であり、Markはその最良のものをすでに自分で体験している。弊社のプロダクトへの彼の関与により、より多くの弊社の顧客が成功する、と私は確信している」。
Pundsack氏は、この半年間でReplicatedが招いた二人目の新たな役員だ。同社は役員層の強化によって経営を拡張しようとしている。