LAのゲーム会社「Scopely」がスペインとアイルランドで業務を拡大

ロサンゼルスを本拠地とするゲーム会社、Scopelyがスペインとアイルランドの拠点を拡大する。Scopelyはバルセロナのオフィスを3倍の広さにし、100人のチームを大幅に拡大する計画だ。一方ダブリンでは、ストラテジーゲーム制作のDIGIT Game Studiosを拡大するために多額の投資を予定している。

同社はそれぞれの拠点のスタッフを何人増やすかは公表していない。

Scopelyはゲームの販売権でこれまでに10億ドル(約1060億円)を超える売上を達成している。最近では「Star Trek Fleet Command」や「Looney Tunes ワールド・オブ・メイヘム」をリリースした。同社はWWE(World Wrestling Entertainment)のゲーム開発のライセンスや「ウォーキング・デッド」の販売権も保有している。

Scopelyの共同CEOであるJavier Ferreira(ハビエル・フェレイラ)氏は発表の中で次のように述べている。「我々の急速な成長に対応するためにヨーロッパの拠点を拡大することとなり、たいへん喜んでいる。トップクラスの人材がいるバルセロナのマーケットにさらに入り込めることを楽しみにしている。ダブリンも同様で、この地域には有数の人材が揃っている。バルセロナのチームもダブリンのチームも、高度な専門性を培ってきた。両チームはこれからのScopelyにとって重要な役割を担う。我々は両方のマーケットで積極的に人材を採用する」。

Scopelyは、2020年にはロサンゼルスのオフィスを2倍にすることも計画している。

Scopelyはこれまでに、Greenspring AssociatesGreycroft Partners、Revolution Growthなどの投資家から、またコービー・ブライアントやアーノルド・シュワルツェネッガーなどからも、2億5000万ドル(約266億円)以上を調達している。

画像:Scopely

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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