外国語学習者向けのQ&Aアプリ「HiNative」や、ネイティブによる英語添削アプリの「HiNative Trek」を開発するLang-8(ランゲイト)。同社は6月28日、HiNativeの登録ユーザー数が100万人を突破したことを明らかにした。
これまでもTechCrunchでお伝えしてきたとおりだが、HiNativeは、ユーザーがお互いに母語を教え合う語学学習アプリ。例えば、英語を学んでいるユーザーが「英語で○○というのはどう表現するか」という質問を投稿すると、その英語を母語に持つユーザーがテキストや音声で回答するというもの。
サービスは2014年に11月スタート。2017年1月時点で39万人だった登録ユーザー数は直近で急増。2月には50万人、6月26日には100万人を突破したという。現在、110言語に対応しており、231の国と地域から利用されているという。
実はlang-8は今月で創業10周年になる。当初は京都に拠点を置き、外部資本を入れずにサービスを開発していたが、Open Network LabのSeed Accelerator Programに採択されたことをきっかけに上京し拠点を東京に移転。外部資金を調達し、いわゆるスタートアップ的な成長を目指すようになった。
「ユーザー獲得についてはほとんど事業計画通りに進んでいる。2017年前半はHiNative内での回答のスピードと品質を強化してきた。平均回答時間も年初の平均40分という数字が20分にまで短縮されている。またiOS版のみだがユーザーの評価制度も導入し、品質向上に努めた。2017年後半は課金のチューニングを進めていく」(lang-8代表取締役・喜洋洋氏)
lang-8では、2017年末にユーザー数250万人、2018年末に1000万人、最終的には1億人の登録ユーザー数を目指すとしている。