LEGOはファインサイト、 LEGO Ideasから提案されたプロジェクトをいよいよ公式な製品として発売する。Women of NASA〔NASAの女性たち〕というパッケージにはNASAの宇宙開発におけるパイオニアとなった女性たち4人と貢献したプロジェクトのミニチュアがフィーチャーされる。
このLEGOセットはまず最初にMIT Newsの副編集長、Maia WeinstockがLEGO Ideasで昨年提案したものだ。プロジェクトはたちまち1万の支持者を集め、LEGOが正式に製品化するためのハードルを超えた。
今回のフィギュアとなった4人は以下のとおり。60年代にアポロ計画の船上搭載ソフトウェアを開発したコンピューター科学者のマーガレット・ハミルトン、ハッブル宇宙望遠鏡の開発に貢献したナンシー・グレース・ローマン、アメリカ初の女性宇宙飛行士、サリー・ライドとアメリカ初のアフリカ系女性宇宙飛行士、メイ・ジェイミソンだ。Weinstockが当初提案したリストには映画Hidden Figures〔邦題は『ドリーム』〕でも描かれているキャサリン・ジョンソン(マーキュリー計画、アポロ計画で軌道を計算した)も含まれていた。
製品版ではキャサリン・ジョンソンが含まれていないが、LEGOによれば、関係者全員の承諾が得られなかったためという。ジョンソンと家族の承認を得る際になんらかの問題があったようだ。
キットはLEGOのGemma AndersonとMarie Sertillangesによってデザインされ、Weinstockのオリジナルのアイディアに非常に忠実だ。AndersonとSertillangesは再現にあたって細部にわたって膨大な調査を行った。たとえばフィギュアのサリー・ライドの名札には「Sally」とファーストネームしか書かれていないが、これはサリー・ライド自身の要望によって現実にもそうなっていたものという。
Women of NASA〔NASAの女性たち〕パッケージは11月1日から出荷され、価格は24.99ドルだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)