Lenovoのレイオフに続いてHTCも15%の人員をカット―Androidメーカーに厳しい時期が続く

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HTCは先週「大幅なコスト削減を行う」と発表したが、今日(米国時間8/13)、この努力の一環として人員の15%を削減することを明らかにした 。これは2250人の社員が解雇されることを意味する。

一時Androidスマートフォンのトップ・ブランドだったHTCは2015年の第2四半期決算で2億5200万ドルの営業赤字を計上し、会社評価額が事実上ゼロになるまで株価が下がった。

HTCはまた「われわれの核心的事業分野に集中することで利益の上がる成長を目指す」としている。具体的にはスマートフォン、仮想現実、ウェアラブル・デバイスの各分野にそれぞれ特化した事業部を新設する。これによってコストを3分の1程度削減できるという。その成果は新しい「トレンディーな」スマートフォンとして今年中に発表される予定だ。HTCは先週の投資家向けカンファレンス・コールで「消費者のHTCの製品に対する関心が薄れている」ことを率直に認めた。

台湾からこのニュースが届く数時間前、世界第5位のスマートフォン・メーカーであり世界最大のパソコン・メーカーであるLenovoが、3200人をレイオフすることを発表した。これは全従業員の5%にあたる。Lenovoの四半期決算も低調だった。XiaomiとHuawei以外のAndroidメーカーにとって厳しい時期が続きそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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