ここラスベガスではLGのCESプレス・カンファレンスが始まったところだ。LGはすでに多数のスマート家電を販売しているが、今回、同社はユーザーがこうしたスマート家電と対話する方法の革新に乗り出した。
CTOのScott Ahnが紹介した、LG HomeChatはユーザーがスマート家電にテキスト・メッセージでコマンドを送り、状態を知らせる回答を得ることができるバーチャル・アシスタント・サービスだ。LGの短いデモ・ビデオではユーザーが冷蔵庫にメッセージを送って(冗談を言っているのではない)ビールが何本残っているか調べたり、テレビに写真を送って大画面で見たりするところが紹介されていた。
LGは本気でスマート家電との統合を進めている。電子レンジにある料理の作り方を尋ねるとレシピが送り返されてくるし、食器洗い機は作業が終わるまであとどれくらいかかるか教えてくれる。 現在のところ、スマート家電と会話するにはLGのHomeChatアプリ、あるいはもっと重要な点だが、LINEメッセージ・アプリを使うしかない。
LGがLINEと提携した理由は考えるまでもないだろう。LINEの登録ユーザーは3億人前後で、CEOの森川亮は2014年には5億人を達成したいと述べている。つまりLGのスマート家電がそれだけの消費者と対話可能になったわけだ。
しかしLINEとの提携は氷山の一角だろう。Ahnは特定の名前は挙げなかったものの、LGは他のメッセージ・サービスとも同様の提携を進めていると語った。同じ韓国企業であるカカオトークと交渉しているだろうことは容易に想像できるが、世界的な大手のWhatsAppや中国の巨大サービス、WeChatとの提携もあるかもしれない。 さらに情報が入り次第アップデートする。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)