Lineが2014年に東京証券取引所に上場

Nikkeiによると、人気のメッセージングサービスLineが、2014年に東京証券取引所で株式の公開をしたい(上場企業になる)らしい。評価額は8億ドルから10億ドルのあいだ、とされている。

Serkan Totoによると、Lineの登録ユーザ数は2億7000万である。ただし、月間のアクティブユーザ数がその何パーセントかは不明。同じく近く公開されるTwitterは、月間アクティブユーザ数が2億3000万だ。Twitterも今はモバイルが多いから、両社を比較することは妥当だろう。

TwitterのIPO時の評価額は200億ドルと噂されている。ユーザ一人当たりの額も、おそらくTwitterの方が大きいだろう。

Lineはいわゆる’over-the-top’(OTT)ブームの先頭を走ってきた企業で、そのメッセージングサービスはここ数年で急速に成長した。類似サービスにViberやKakaoTalkがある。OTT族は、キャリア本来の(携帯~スマホネイティブの)SMSや電話機能を、置換してしまった。

今ではそれは、巨大な市場だ。Lineのユーザ数2.7億も、OTTコミュニケーション市場全体のごく一部にすぎない。しかしLineが公開企業になったら、そのほかのOTTアプリケーションも、その後を追うだろう。

画像クレジット: Joi Ito〔MIT Media Labの所長!〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。