Logitech傘下のBlueがポッドキャスト向きのUSBマイク「Yeti」の新モデル発売

Logitech(ロジテック)が2018年7月にBlueを買収した理由は明らかだ。この南カリフォルニアのオーディオ会社は、2005年に最初のSnowballを発売して以来、USBマイクロフォンの代名詞となっていたBLUEという頭文字は「Baltic Latvian Universal Electronics」から来たものだ。

その当時はニッチな製品だと思われていたものが、その後文化的な基準となり、会社も、ポッドキャスターたちやTwitchストリーマーたちにまず選ばれるような位置に押し上げられた。BlueのUSBマイクは、ポッドキャストやゲームストリーミングなどの目的のために購入できるものの中で最高の品質を提供するものではないが、そのプラグアンドプレイ機能は最初に登場したときはかなり革新的なものに思えた。

同社は最近ベストセラー商品のYetiに対して、長年待ち望まれていたアップデートを行った。そのYeti Xは、ほとんどの意図と目的にとってはわずかなアップデートだ。私はこの数週間、あちこちで少しずつ使ってみている。私は自分のポッドキャストの最新エピソードのエンディングをこれで録音したし、同僚記者のアンソニーにもオリジナルコンテンツのエピソードの録音のために数回貸し出している。

Blue Yeti X

洗練された黒塗装仕上げは別にして、最大の外装上の変化は、ボリュームノブの周りに配置されたリアルタイムLEDメーターの追加だ。これはちょっとしたことだが、ライブストリーマーにとっては重要なものだ。このモニタリング機能は、多くのストリーミングアプリではほとんど見当たらないか、アクセスするのに苦労するようなものだ。この機能を使えば、ピークがレッドゾーンに飛び込むようなときに、音声レベルを調整するためのヒントを得ることができる。

カプセルコンデンサー(マイクユニット)は3個から4個に増えて、サウンドは改善されている。YetiのサウンドはすでにUSBマイクの世界では確立されているが、それでも同社がその改善を続けているのは素晴らしいことだ。Yeti Nanoのような最近のマイクのいくつかに対しては、正直一歩後退したように感じていた。Xのサウンドは非常に明快である、私は準備中のリモートポッドキャスティングプロジェクトで全面的に採用する予定だ。

ちょっとPの音が耳障りなので、おそらく何らかのポップガード(マイクの前に置くフィルター)を探すことになるだろう。

まだ高品質のスタジオマイクの代わりにはならないが、それは問題ではない。もし真のホームポッドキャスティングスタジオを構築する財力と情熱がある場合には、おそらく他の機種を探したほうがいいだろう。Yetiは、幅広いカテゴリーに広がる大勢のホームブロードキャスター向けに存在している。パートタイムTwitchストリーマーやポッドキャストホビーストの多くは、この機種を気に入ることだろう。

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Blueには設定を微調整するための独自のソフトウェアがあるが、正直に言って重要なことは、基本的に箱から出せばすぐに使用できるという点だ。マイクの先端を自分の方に向けたくなるかもしれないが、そこは説明書に従って先端が上を向くようにしてほしい。背面には、ステレオ、カーディオイド、無指向性、そして双方向といった4種類の標準設定がある。ほとんどのポッドキャストスタイルの利用では、2番目の設定(カーディオイド、片方向に指向性が向けられた設定)を使用するだろう。ここで最も残念なことは、USB-CではなくmicroUSBを使うことを決定したことだ。どちら向きにでも挿せるUSB-Cケーブルと一緒にリリースすれば将来大いに役立つだろうに。

169ドル(約1万8000円)のYeti Xは初心者にとってかなりリーズナブルな位置付けの商品だ。そして確かに長期的には70ドル(約7600円)のSnowballよりもいい投資だ。

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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