従業員982人の解雇と288人の一時帰休を発表したばかりのLyftは、いくつかの都市でのスクーター事業から撤退する。「我々が最も影響を及ぼすことができ、かつ自治体やライダーに最も歓迎されるところにリーソースを振り向ける」とLyftの広報担当はTechCrunchに述べた。「当社は引き続き自転車とスクーターの事業に投資を行う。しかし3つのマーケットから、長期的な成功が望めるところへとリソースを転換させるという難しい決断を下した」
オークランドのユーザーに昨日送られた電子メールの中で「スクーターはもう利用できない、即時発効」とLyftは書いている。「我々のスクーターを利用してくれて感謝している。失うのは残念なことだと承知している。しかし心配しないでほしい。Lyftはまだオークランドで前進を続けている。この困難な時期に、行く必要のあるところに移動できるようサポートする」
同社はまたオースティンとサンノゼのサービスも完全に停止した。オースティンでのサービス廃止の決断は、同社が3月中旬に一時的にスクーターを撤去し、4月初めにエッセンシャルワーカーのためにスクーターを戻したことに続くものだ。
同社のサイトによると、今後Lyftのスクーターはデンバー、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンタモニカ、ワシントンD.C.でのみ利用できる。目下、マイアミでの同社のオペレーションはまだ一時停止したままだ。
新型コロナウイルスパンデミックで影響を受けているスクーター事業者はLyftだけではない。たとえば、LimeとBirdもいくつかのマーケットでオペレーションを停止している。Birdはまた、Lyft同様に経済的な問題も抱えている。Birdは3月に従業員の30%を解雇した。
しかしパンデミックの前からLyftは多くの都市でスクーター事業を停止している。昨年11月にはナッシュビル、サンアントニオ、アトランタ、フェニックスエリア、ダラス、コロンバスでサービスを終了させた。その際、同社は20人を解雇した。
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(翻訳:Mizoguchi)