米国時間3月29日、に重要な新規株式公開(IPO)を控えているLyftが公募価格を引き上げた。
先週提出された修正版IPO目論見書で同社は、1株あたり62~68ドルで売り出すと言っていた。ウォール街の高い需要を追い風に(ロードショウの2日目には予定数量を超える購入希望があったと言われている)、Lyftは一般投資家への要求を増やすことを選んだ。
仮にLyftが1株当たり72ドルで3070万株を売ったとすると、22億ドル(約2420億円)以上を調達し初期評価額は200億ドル(約2.2兆円)以上になる。Lyftは2018年の個人取引投資家による6億ドルのシリーズ1ラウンドでは、評価額が151億ドルだった。
LyftはNASDAQに上場し、ティッカーシンボルは「LYFT」。
Lyftの2018年の実績は、ブッキング(ドライバー給与支払い前売上)が81億ドル、売上が21億ドルで、9.113億ドルの損失だった。同社は売上の増加に合わせて急速に損失を減らしていて、2016年には売上3.433億ドル、損失6.82億ドルだった。
S-1書類によると、Lyftの共同創業者で最高経営責任者を務めるLogan Green氏は発行済株式数の29.31%を、共同創業者で社長のJohn Zimmer氏は19.45%を保有する見込みだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )