Mediumは、オンライン記事を将来読むために保存、再フォーマットするツールを開発しているらしい。
非公開機能のスクープに定評のある情報源であるJane Manchun Wong(ジェーン・マンチン・ワン)の情報だ。ワン氏は、MediumのAndroidアプリのリバースエンジニアリングとネットワークトラフィックの監視によってこの情報をつかんだと言っている。
「Save to Medium」機能は、ウェブベージを取り込み、Mediumの非公開ストーリーにするらしい。もしこの機能が公開されれば、Mediumはパブリッシングプラットフォームとしてだけでなく、Instapaperなどと同じように、ウェブ上のコンテンツを読むためのツールとして利用できるようになる。
このツールにはコンテンツから広告を削除したり、有料記事を保存したりする機能もある。ここまでは既存のリーダーアプリとあまり違わないように見える。同僚のTechCrunch記者によると、InstapaperとPocketも不安定ながら有料記事を取り込めるそうだ。しかしワン氏によると、Mediumにはもっと複雑な事情があるという。なぜならMediumは自身がパブリッシャーであり自らも有料記事を提供しているからだ(MediumはTwitterの創業者でもあるエヴァン・ウィリアムズ氏が創業、経営しており、上記の写真は同氏)。
ワン氏はこの機能が実際に公開されるまでに改善されるだろうと指摘する。「メディアやニュースパブリッシャーには協力する方法がいろぽすある。Mediumの「Save to Medium」を自分のサイトの記事を取り込むのを阻止するのは、パブリッシャーにとって最後の手段だ」とワン氏は言った。
本件についてMediumに問い合わせたところ、プロダクト担当副社長のMichael Sippey(マイケル・シッピー)氏から次の回答があった。「今それについて話すことはなにもない。素晴らしいリーディング体験をMediumユーザーにもたらすために、我々は常に実験を重ねている」
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )