Microsoftが初のラップトップを発表した。名前はSurface Bookだが、Surfaceには見えない。13.5インチのディプレイ、ガラス製のトラックパッド、バックライト付きのキーボードがマグネシウムボディーに備わっている。Microsoftはこの端末に小技を追加している。ディスプレイが取り外せるのだ。
このマシーンは、最新世代のIntel CoreプロセッサとNvidia GPU、そしてGDDR5メモリを搭載している。Microsoftによると、これまで製作された13インチのラップトップでは最速だそうだ。また、バッテリの持ち時間も12時間と長い。キーボードはとても静かだと言い、ディスプレイは267ppiとピクセル密度も高い。
Microsoftはこの端末でiPadやAndroidタブレットと張り合うのではなく、 MacBook ProやLenovoのラップトップと対抗する。
単体のGPUを搭載したことで、Surface Bookは13インチのMacBook Proより2倍速いそうだ。Microsoftはグラフィックのパフォーマンスについて話しているのだろうが、13インチのMacBook Proは単体のGPUを搭載していないので、公平な比較ではないだろう。
しかし、それでも13インチのラップトップで長いバッテリ時間を可能にしたことは見事だ。MicrosoftはAdobe Premiere Proを使い、この端末でいかに素早く動画を編集できるかを見せた。
取り外せる画面は、厚さ7.7mmで重さは1.6ポンド(およそ0.72kg)だ。端末のパフォーマンスを活かしたいなら、GPUが入っている基盤に付けて使った方が良いだろう。もちろん画面はタッチスクリーンになっている。2通りで使えるラップトップが見事に実現している。
Surface Bookの価格は1499ドルからで、10月7日から事前予約を受け付ける。10月26日から入手可能だ。
既にパソコンを持っている人によっては、1499ドルから2699ドルの価格帯は安いものではないだろう。どのNividia GPUが搭載されているかはまだ分からない。ZDNetのMary Jo Foleyが提供している詳細は以下の通りだ。
最も重要な質問はOEMのエコシステムがこの新しい端末の登場に対しどのような反応を示すかだ。Microsoftはパートナー企業が離れるリスクを負いながらもSurface Bookをローンチした。MicrosoftはこのラップトップをLenovoほど販売する予定ではないのかもしれない。Surface Bookは製品ラインアップの高価な上位モデルであり、多くの人はラップトップに大金をかけたくないと思っているだろう。
今日の発表はMicrosoftの今後を予想するのに興味深い内容だった。将来何か大きなビジネスを行おうとしているのかもしれないし、Windowsに最適なフラッグシップ端末を見せるためだけのものなのかもしれない。OEMの企業もこの製品から何らかのインスピレーションを受けることもあるかもしれない。
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