Microsoft、12インチ画面を搭載したSurface Pro 3を発表。価格は799ドルより

ニューヨークで朝から行われているイベントにて、MicrosoftはSurfaceのニューモデルをアナウンスした。Surface Pro 3と呼ばれるデバイスだ。別記事でもお伝えしたように、画面サイズは12″となっている。

なお、Core i7プロセッサーが搭載されるようで、かなりのパフォーマンス向上が期待される。またMicrosoftは、PCの形式をもつもので、これまでで一番薄い製品であるとも主張している。

元々はSurface Miniという、より小型のSurfaceを投入するのではないかという話があったが、これは噂に過ぎなかった様子。

MicrosoftのPanos Panayによると「他のタブレットから乗り換えて、タブレットとしてご利用いただいてもきっとご満足いただけるでしょう」とのこと。アスペクト比はこれまでの16:9から3:2に変更となった。

製品紹介ビデオによれば、厚さは9.1mmで、スピーカー性能は45%向上しているとのこと(また取り付け位置も前面に変更となった)。重さは800gだ。これまでのSurface Proシリーズと同様に、ペン入力にも対応している。旧版のSurface Proは10.3mmの厚さだったのだが、そこからずいぶんと薄くなった印象だ。

また物理サイズをコンパクトにする一方で、パフォーマンスはSurface Pro 2との比較で10%向上しているとのこと。

Surface Pro 3はMacbook Airよりも軽いとのこと。TypeカバーやTouchカバーをを付けても軽いのかどうかは不明(訳注:Typeカバーを付けても軽いというデモだあったようです)。

もちろんSurface Pro 3用のドッキングステーションも用意されていて、4Kビデオ出力にも対応している。

キックスタンドにも改良を加え、これまでよりも水平に近い状態でも角度を維持することができるようになった。今回のものから対応した150度の角度は、ペン入力の際にとても便利だろう。どのくらいのフラットさかということについては下の写真をご覧頂きたい。

さらに新しいカバーではトラックパッドの改善も為された(ようやく、と感じる人も多いことだろう)。Microsoftによると、トラックパッドは68%大きくなっており、摩擦も70%減らしてより滑らかな操作感を実現しているのだそうだ。実際に使ってみなければよくわからない面もあるだろうが、しかしともかく数値的には良い感じだ。

また、膝の上に乗せて使うのに使いやすい工夫も為されている。

いろいろな改善が為されており、Surface Proによる「新たなエクスペリエンス」が期待できると言えよう。新しいペンも用意されているようだ。

第一報に触れた段階ではとても面白そうだ。まずはいろいろといじってみたいデバイスだと感じる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。