Microsoftはニューヨークでのプレスカンファレンスで製品デモを行った。HoloLensはMicrosoftが手掛ける仮想現実とは少し違う拡張現実が体験できる端末で、実世界の環境に仮想の要素を加えることができるものだ。今日、Microsoftは開発キットを3000ドルで2016年の第一四半期に提供を開始すると発表した。
そのニュースに加え、MicrosoftはHoloLens用の新しいプロダクト「Project Xray」を発表した。これは、HoloLens用の現実と仮想要素が同居するゲームだ。以前、同社はHoloLensでホログラムでの体験を紹介した。E3ではMinecraftのホログラム版を見せた。今回はライブゲームに焦点を当てて紹介した。
このゲームの中では、スティックを手に持つとHoloLensのヘッドセットはユーザーが銃が持っているように表示する。ロボットがリビングの壁を突き破って出てくるので、ロボットを撃ったり、自分の周りにシールドを出したりすることができる。
全体的にとても良いデモだっが、私は開発キットの方に関心がある。この端末がどのくらい強力なものなのか、そしてサードパーティの開発者がどのようなものを創りだすのか、とても楽しみにしている。HoloLensのスペックについてはまだ明かされていない。
他の端末とつなぐ必要がないのがHoloLensの重要な特徴だ。HoloLensは有線でつないだり、ヘッドセットにスマートフォンをつけたり、PCへの接続は不要だ。完全なスタンドアローンの端末で、そこがPCとの接続が必要な Oculus Riftや、スマートフォンが必要なHTC ViveやSamsungのヘッドセットとは違う。
来年公開のSDKの申し込みは始まっている。
[原文へ]