Microsoftがデンマークに初のAzureデータセンターリージョンを展開へ

Microsoft(マイクロソフト)はAzureデータセンターのグローバルなプレゼンスを急速に拡大し続けている。2020年10月にオーストリアと台湾の新リージョンを発表した同社は、米国時間12月7日、デンマーク(Microsoftリリース)に新リージョンを立ち上げる計画を明らかにした。

近日のマイクロソフトの発表の多くと同様に、デンマークの20万人(2024年までに)にデジタルスキルを提供するというコミットメントも発表されている。

「今回の投資により持続可能な成長、イノベーション、雇用創出を推進するために必要なデジタルツール、スキル、インフラをデンマークの社会と企業に提供するという長期的なコミットメントの新たな一歩を踏み出したことになります。デンマークの野心的な気候目標と経済回復をサポートするかたちで、私たちはデンマークのデジタルの未来への飛躍に投資しています」と、Microsoft DenmarkのゼネラルマネージャーであるNana Bule(ナナ・ブレ)氏は述べた。

画像クレジット:Microsoft

新しいデータセンターは100%再生可能エネルギーで稼働し、複数の利用可能ゾーンを備え、AzureやMicrosoft 365、Dynamics 365、Power Platformといった標準セットとなったマイクロソフトのクラウド製品をサポートする。

例によって、新リージョンはマイクロソフトのツールやサービスに低レイテンシでアクセスできるようにすることが目的だ。同社は以前から、世界中をローカルデータセンターでカバーする戦略を取ってきた。ヨーロッパはその好例であり、すでに十数カ国の地域(稼働中と発表のみの両方)がある。Azureは現在、米国内で13のリージョン(政府機関限定の3カ所を含む)を提供しており、西海岸でも近く新しいリージョンを提供する予定だ。

マイクロソフト社のBrad Smith(ブラッド・スミス)社長は、「これはデンマークのマイクロソフトにとって、誇らしい日です」と述べた。「デンマークに超大規模データセンターを建設するということは、デンマークのデータを同国に保管し、より高速にコンピューティングにアクセスできるようにし、弊社の世界クラスなセキュリティでデータを保護し、デンマークのプライバシー法でデータを保護し、同国の人々に当社の最高のデジタルスキルトレーニングを提供するために、さらに多くのことを行うことを意味しています。この投資は、デンマークのグリーンでデジタルなリーダーシップを世界的に評価し、同国の未来へのコミットメントを反映したものです」。

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

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TechCrunch Japan

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