Microsoftが、同社の会計年度FY2014Q1(2013/7-9月)の決算報告を発表した。売上は185億3000万ドル、一株あたり利益(EPS)は0.62ドルである。アナリストたちの予測は、売上178億ドル、EPSは0.54ドルだった。
営業利益は63億3000万ドル、純利益は52億4000万ドルだ。期末現金/現金相当保有額は800億ドルあまりである。依然として別格的富裕企業である。ただし保有現金の多くは海外にある。
直前の四半期(FY2013Q4(2013/4-6月))は、売上が予想額207億4000万ドルに対して199億ドルと下回った。同四半期にはSurfaceタブレットプロジェクト関連で9億ドルの負債を計上している。また、FY2013全体でのSurfaceの売上は8億5300万ドルとされていた。
当四半期のSurfaceの売上は4億ドルで、四半期の売上としては金額/台数ともに過去最高を記録した。というか、4億ドルはSurfaceのローンチ以降前四半期までの全合計の半分に相当する。Surfaceの新製品が出揃った今四半期(10-12月)は、さらに伸びると期待される。
Surfaceの好調とは対照的に当四半期は、WindowsのOEM売上が低迷した。すなわちWindowsをOEMパートナーに売ることから得られる売上は、前年同期比で7%減少した。これは、PC市場の不調を反映している。しかしMicrosoftは、“Windows Proの売上は2四半期続けて増加した”、と虚勢を張っている。やめてよね。
デバイスとコンシューマ部門は前年同期比で4%伸び、売上は74億6000万ドルとなった。最大の部門であるいわゆる“コマーシャル(商用)”部門は前年同期比10%の成長、売上額は112億ドルである。Microsoftの健康状態を一言で言うなら、エンタプライズは快調、コンシューマは可もなく不可もなくだ。
Microsoftの株価は時間外で5%上がった。本誌は当四半期の結果についてMicrosoftにいくつか質問をしているので、今後この記事をアップデートしていきたい。
今四半期(10-12月)には、Xbox OneとSurface 2、およびSurface Pro 2、そしてあらたにLumiaハンドセットが発売される。まだこの買収は公式には決定していないが、その失敗を懸念する声はどこにもない。だから、今から含めておいてもよろしいだろう。ということは、MicrosoftのFY2014Q2は、Microsoft始まって以来最大の、デバイスの四半期となる。1月に出る四半期決算報告が、楽しみだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))