MicrosoftのOneNote、Macアプリストアのトップに躍り出る

Mac版のOneNoteが、1日でApp Storeの無料Macアプリ人気第1位になり、OS XアップデートMarvericksを抜いた。Marvericksは昨年10月に公開された。

OneNoteは、両主要PCプラットフォームおよび3つのモバイルプラットフォームすべてを通じて無料で提供されている。

これまでの反応は好調だ。レビューが1日で600件を越えたOneNote for Macの評価は驚くほど高く、レビューの半数以上が星5つだ。

トップ12の顔ぶれは以下の通り。

そう、Microsoftはトップ10無料Macアプリに3つ入っている。しかしそれはポイントではない。むしろ注目すべきは、Microsoftが全力で利用を推進しているクラウドサービスOneDriveと、OneNoteとの関係だ。OneNoteはOneDrive上に構築されたサービスである。OneDriveの利用は、人々をMicrosoftワールドに縛りつける。そこはOfficeや、そう、Windowsの世界だ。

Microsoftは、Google、Apple、そして小規模ながらBox、Dropboxらと、無数の前線でプラットフォーム・ウォーを戦っている。各社にとって1人でも自分のクラウドに引き込むことに価値がある。そして、OneNote for MacによってMicrosoftは、同社の市場およびマインドシェアを広げるための何か大きなものを把んだのかもしれない。

私はMicrosoftに連絡をとり、新しいMacアプリのダウンロード数を直接尋ねた。彼らは答えなかったが、反響には「大いに満足している」と語った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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