これまで私はそう言ってきたし、繰り返しになるが、2019年はスマホが再び面白くなる年になりそうだ。似たような形状やわずかなアップグレードがここ何年も続き、モバイル業界は悪戦している。
経済要因やアップグレードサイクルの長期化で、スマホ販売は初めて鈍化している。いいスマホが欲しいという人の多くは、すでにそうしたスマホをここしばらく使っていて、スマホメーカーは消費者に新しいものに買い換えようかと思わせるような魅力を打ち出せていない。
悪戦する中で、スマホメーカーはクリエイティブになりつつある。我々は昨年後半、そして先月のCESで、まだ初期段階ではあるもののそうした努力の成果の一部を目にした。しかし今度のモバイル・ワールド・コングレス(MWC)は努力が輝く場になるだろう。MWCはかなり大型のモバイル展示会であり、参加企業全てが目玉となるようなプロダクトを披露する。
2月24〜28日、バルセロナで発表が見込まれているものを紹介しよう。
Huawei:発表するものがたくさんあるようだ。これは、北米で開かれるCESが同社にとっては望めるものではないことが理由の一つだろう。CEOのRichard Yuは折りたたみ、そして5Gの電話についてほのめかしてきた。これは折りたたみで、かつ5Gである電話の可能性がある。これよりも主流製品なのがP30とP30 Proだ。Huaweiはこれまで巧妙に秘密裏にしてきたが、3つないし4つのリアカメラを搭載しているとの噂だ。
LG:すでにG8 ThinQを発表した。新しいフラッグシップモデルは、ARアプリと共に使うことで顔認証ロックを可能にするToFセンサーを搭載したフロントカメラを備える。またV50も発表されると言われていて、これは5Gとなる可能性がある。
Microsoft:今度のMWCの注目の一つとなるのが、Microsoftがすでに2月24日に開くことを発表しているイベントだ。そこでHoloLens 2が披露されると見込まれている。この次世代バージョンのスマホは、ハードウェアとソフトウェア共にようやく本格的にARを取り入れられる状態となったことを受け、満を持しての登場となる。
Motorola: 最近発表したG7は、MWCに先だった動きだ。しかし、折りたたみとしてのRazr復活の噂もある。
OnePlus:5GスマホとOnePlus 7が発表される。これは5GのOnePlus 7かもしれない。MWCで秘密イベントを開催するとの話があるものの、そこでは大きな発表はないとの見方が大勢だ。
Samsung:今年はSamsungからの多くの発表は望めない。Samsungは(不便な方法で)MWCの数日前に大きなイベントを開催する。サンフランシスコで開かれるそのイベントで発表されるS10と、繰り返しの内容の発表、そして近づいている折りたたみデバイスのプレビューとなる。MWCで大した発表はなさそうだが、おそらくウェアラブルやPC製品を若干目にすることはできるだろう。
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Sony:長い間Xperiaが看板商品的な存在だった一方で、家電大手のSonyはこれまで毎回フラッグシップデバイスを大々的に発表してきた。ただし、それらはエキサイティングなカメラ機能に集中していた。しかし今年は、Xperia XZ4の発表が見込まれている。この端末は、噂によるとアスペクト比21:9のディスプレイと4400mAhものバッテリーを搭載しているという興味深いものになるようだ。
(原文へ 翻訳:Mizoguchi)