国内の「NAVER検索」終了へ、経営資源はLINEと”まとめ”に集中


LINEは22日、日本国内で提供しているNAVERブランドの検索サービスを終了することを明らかにした。ウェブや画像、ブログなどを対象とした「NAVER検索」に加えて、「NAVER英語辞書」「NAVER韓国語辞書」「NAVER中国語辞書」といったアプリを12月18日に終了する。経営資源はLINEとNAVERまとめに再配置するという。

NAVER検索はかつて、韓国のNHNが開発したサービスを日本で提供していたが、2005年1月に撤退。その後、日本法人のNHN Japanが「ネイバージャパン(現LINE)」を2007年11月に設立。日本向けに独自エンジンを開発し、2009年7月から検索サービスを提供している。今後、NAVERブランドで展開する国内サービスは「NAVERまとめ」だけとなる。

LINEはオンラインストレージ「Nドライブ」とオンラインアルバム「NAVER Photo Album」を11月で終了することも発表済み。もっとさかのぼると、ブラウザ向け写真編集サービス「NAVERフォトエディター」や「NAVER人物検索」「NAVER映画検索App」など10サービスを4月末までに終了している。いずれもLINEやNAVERまとめに経営資源を集中させる狙いがあるとみられる。


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TechCrunch Japan

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