NCAA、男子バスケットトーナメント75周年を記念して、YouTubeにオンデマンドチャネルを開設

驚くべきことだと思うのだが、NCAAの男子バスケットトーナメントは、かれこれ75年間も行われてきた。これほどの長い間であるので、もちろん数多くの思い出が蓄積されてきている。ビデオとして残っているものも数多くある。

数年前、NCAAはMarch Madnessの映像を集めたNCAA Vaultリリースした。そしてこの度、NCAA OnDemandと名付けたYouTubeチャネルをオープンすることで、組織に蓄積された財産を一層有効に活用できるようにした。毎年のゲームの中から、何百ものベストクリップが登録されている。

ただ単に映像を集めただけでなく、プレイリストとしても用意されている。たとえば「ブザービーター」、「ベスト4ハイライト」、「大どんでん返し」、あるいは「ベスト・ダンク」などのリストがある。クリップやプレイリストには関連するタグ情報も付加されており、簡単に探しだして共有することができるようになっている。

NCAA OnDemand YouTubeチャネルは、もちろん75週年記念を祝うための一環として用意されたものだ。これまでの映像を公開して、同時にこれまでで最も印象に残るプレイヤー、チーム、プレイなどについての投票も行うことにしている。YouTubeのチャネルを通じて、一層多くのファンにNCAAのビデオを閲覧してもらおうとしているわけだ。

公開についてはT3 Mediaと協力して行なっており、時間に直すと2万時間分のビデオが公開されているようだ。NCAA Vaultの300試合から、数千もの注目シーンを抽出している。200万件ほどのメタデータが付加されており、検索機能も相当に強力なものとなっている。

T3のプラットフォームを使って、NCAAは簡単にビデオクリップの選択、およびアップロードを行うことができた。メタデータについても統一的なワークフローの中から、容易に指定して投稿することができたそうだ。既に登録している300件のビデオクリップに加えて、さらにハイライトコンテンツを追加していく予定だとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)

投稿者:

TechCrunch Japan

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