本日(米国時間4/15)の取引終了後、Netflixは2015年第1四半期の決算を報告し、売上は15.7億ドル、調整後1株当たり利益は0.77ドル、同GAAPベースは0.38ドルだった。アナリスト予測は、売上15.7億ドル、1株当たり利益0.69ドルだった。
同社の株価は、通常取引で1%弱の低値をつけた後、発表後の時間外取引で急激に上昇した。ではなぜ市場は横ばいの売上と予想未達の利益にこれほど期待しているのだろうか。
同社の発表によると定期購読者数は計6230万人へと伸びた。このうち230万人が国内、260万人が海外の新規加入者だ。いずれの数字も購読者数の新記録であり同社の予測を大きく上回った。決算発表日のNetflix株は、主としてこの2つの数字に基づいて取引きされている。
Netflixは、他社と同様、低調な売上と利益の理由はドル高による向い風の結果だと言っている。同社が指摘する通り、強いドルのために海外売上は2014年の交換レートで4800万ドル減少した。これは無視できない影響だ。
一方、Neflixの〈今なお続く〉DVD郵送ビジネスは四半期売上に8500万ドル寄与した。
同四半期のフリーキャッシュフロー、マイナス1.63億ドルは、Netflixの言葉を借りれば「オリジナルコンテンツへの投資拡大」が理由だ。Netflixは30億ドルの現金および現金同等物を保有しており、新たなコンテンツへの短期投資には十分な余裕がある。
投資家に向けた書簡でNetflixは「全世界を通じた強いネット中立性」への取り組みを再度強調した。米国での新たな規制に沿って同社が立場を後退させているという批判にへの対応と考えられる。
総合的に同社にとって好調な四半期であり、投資家らもこれを急騰で報いている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)